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いーかわらばん vol.435

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2015/05/26
  • vol.435

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

e-ラーニング、MOOC、そしてエドテック!

■ 2. 山崎発、経営を考える

効用的修羅場の買いつけ(その101)
       ・・・夢や目標は、持てばいい、というものではない!

■ 3. 知らなきゃ損!労務の基本知識

要注意の月です!パート2>

■ 4. おしらせ

株式会社トップ支援より

■ 1. 時の話題

<e-ラーニング、MOOC、そしてエドテック!>



「エドテック」という言葉を最近ちらほら耳にしますが、その意味を

ご存じでしょうか。



思わず「江戸時代の技術?」なんて思ってしまいそうですが、実は、

education(教育)とtechnology(技術)を融合した造語で、インターネ

ットを活用した教育システムを表します。



インターネットを活用した教育の用語として最もポピュラーなものは、

いわゆる「e-ラーニング」で、すでに1980年代からスタートしています。

これは、教育機関が中心となって、リアルで実施していた講義を、バー

チャルで受講できるようにしたものです。



また、2000年代後半からは、MOOC(Massive Open Online Course)と

いう概念が広まりました。世界の有名大学の講座が無料で受けられると

いったプラットフォームが充実してきており、さまざまな大学や企業が

参入しています。



ただ、これまでの概念は、主としてBtoCのビジネスモデルでした。



今回のエドテックという言葉はさらに広く、巨大なCtoC市場を視野に

入れています。



この市場の伸びは非常に大きく、アメリカの市場調査会社、マーケッツ

アンドマーケッツ社によれば、2013年の313億ドルから、2018年には

約600億ドルに倍増すると予測されています。



今回、この言葉がクローズアップされるきっかけになったのが、世界

最大規模の受講者数を誇るアメリカのユーデミーの日本上陸です。



早速ベネッセがパートナーとなり、ユーデミーはプラットフォームの

提供、ベネッセは、コンテンツ供給、利用者サポートなどを行うことで

提携をしました。



プラットフォーム上では、だれでもが自分の得意分野について講師と

なることができるとともに、受講者はそれらを選んで、いつでもどこ

でも、講義を受けることができます。また、講師との議論、受講者

同士の議論も自由に行うことができるカリキュラムもあります。



まだまだ、明確な収益モデルが見えていない黎明期とも言えますが、

今後、急速に確立されると見込まれており、大手企業や投資ファンド

なども注目し、参入の機会を探っています。



自分たちのビジネスに取り入れることができないかという視点で、

ぜひ一度サイトにアクセスし、エドテックを実感してみてください。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<効用的修羅場の買いつけ(その101)
       ・・・夢や目標は、持てばいい、というものではない!>

今まで、下記に示すような体系にしたがってお話を進めてきましたが、前回を

もって第1原則についてのお話が終了しました。



条件1 成長心を修得する機会

   「レベル4 実践養成塾型」を効果的にする4原則

 第1原則 個人ごとへの落とし込みと複数議論

    ポイント1 因果関係を疑う(例外察知)能力を持つこと

    ポイント2 善悪、強弱、大小などを測る"ものさし"を持つこと

    ポイント3 未来創造の方向性を持つこと

    ポイント4 「空間的位置」との融合

 第2原則 役割(存在価値):ゴールとその期限、計画

 第3原則 タイムリーかつ継続的な振り返り

 第4原則 トップ関与

条件2 成長心あふれる空気

条件3 成長実感のしくみ



ここで、第1原則を終了するにあたって、次の理念を追加しておきます。



理念44 4次元経営(時空経営)とは、過去、現在、未来を行き来しながら

     未来の世界を創り込んでいく経営をいう!



それでは、第2原則に入りましょう。第2原則は、



役割(存在価値):ゴールとその期限、計画



というものでした。



これは、「条件1 成長心を修得する機会」の第1原則から第4原則の中でも、

最も重要なコアとなる原則です。



なぜ、この原則がコアとなるのでしょうか。



よく巷では、「夢や目標を持つことは非常に大事である」と言われます。確かに

そのとおりだろうと思います。



ただ、「持つこと」が大事といっているのは、初歩の段階の話です。夢や目標を

持つことの重要性をまだきちんと認識していない段階においては、つべこべ言わ

ず、まずは自分の目標をつくってみる、という姿勢が重要になるでしょう。



このことは、会社組織でも同様です。日々の仕事に追われるだけで、将来のある

べき姿を想定できていない組織や部門は、やはりほんとうの意味で成長心を修得

する機会は少ないでしょう。初期段階では、やはり、組織としての夢や目標を

持つことを実践していく必要があります。



しかし、個人も組織も、やがて、ほんとうにそれで成長できるのか、という壁に

ぶつかります。というのも、夢や目標を持つこと自体は、必要条件ではあっても

十分条件ではないからです。



十分条件になりえない理由を、もう少し根本から掘り下げて考えてみましょう。



・夢や目標を持たなければ、ほんとうに成長できないのですか?

・なぜ、夢や目標を持てば成長できるのですか?

といったような質問に対して、皆さんはどのように答えられるでしょうか。



これは、夢や目標には具体的なイメージが必要であるとか、期限を必ず入れること、

といったテクニックや手法の話ではありません。夢や目標を持つことのより根本的

な意味です。



これらについて、だれもが納得できる解を見いだすことは、実はかなり困難を伴い

ます。なぜ、困難を伴うのでしょうか。それは、背景に「価値観」が横たわって

おり、その価値観は、人それぞれ異なるからです。



「成長心を修得する機会」の第2原則を考えるにあたって、夢や目標を持てばいい、

そのような機会があればいい、と単純に考えることは間違いです。



「人それぞれが持っている価値観」というものに対する深い洞察なくして、この

第2原則を語ることはできません。夢や目標を持つことに、「価値観」という概念

が加わって、初めて成長のための十分条件につながっていくのです。



次回以降、このあたりを中心に議論を深めていきましょう。

■ 3. 知らなきゃ損!労務の基本知識

<要注意の月です!パート2>>

今回は前回の予告通り、要注意の月です!パート2をお届けします。



3月は決算月にしている会社が多く、何かとバタバタしていると思います。

4月は新入社員の受入れでこれも何かと忙しく、自分の仕事は後回しという方

も多いのではないでしょうか。



3月4月の残業代は増えるのは致し方ないとして、残りの1ヶ月だけでも

残業代に注意しましょう。



残りの1ヶ月?



ここで「知らなきゃ損!」



毎年9月からの社会保険料は、4月5月6月のお給料の平均をもとに計算し

7月に算定基礎届を年金事務所や健康保険組合に提出します。

会社にとって何が重要かと申しますと、4月5月6月の残業代が高くなると

それに伴い社会保険料の金額が高くなります。



個人負担もさることながら、個人からの給与天引きと同じ金額だけ会社が

負担していることを忘れがちです。

個人負担が高くなればそれに比例して会社の出費も増えるという事です。



休日出勤が多い社員には前もって振替休日を取ってもらうか、深夜残業を

なくすために午後10時以降会社の電気を消灯してしまうなど、対策を

講じてみてください。



本当に必要な残業なのか、業務に無駄がないのか、この機会に一度仕事の

棚卸をしてみてはいかがでしょうか。



本格的に残業しない会社を目指すなら、下着メーカーのトリンプ、化粧品販売

のランクアップを研究してみてください。何かヒントがつかめるかもしれません。



労務について知りたいことがございましたら、いつでもご連絡下さい。

Q&Aとしてかわら版に掲載させていただきます。

緊急の場合には、メールにてご回答させて頂きます。

■ 4. おしらせ

<株式会社トップ支援より>

[研修、プロジェクト等の実施ご報告]



◇ 5月19日 (火)



  第14期『新規開発プロジェクトJ』 (クローズ)



◇ 5月20日(水)



  取締役検定知識100講 財務コース第2回(オープン)

   株主資本等変動計算書、個別注記表、事業報告書

   安全性分析、収益性分析など

  



いーかわらばんのバックナンバーをホームページに掲載しております。

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 http://www.nksy.co.jp   

次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 法の広場
  • 4. おしらせ

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