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いーかわらばん vol.417

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2010/07/09
  • vol.417

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

今日は、ジェットコースターの日!

■ 2. 山崎発、経営を考える

効用的修羅場の買いつけ(その84)・・・ 「しくみづくりの極意」
                       (上位のパターン化、パターンの中位化)

■ 1. 時の話題

<今日は、ジェットコースターの日!>

7月9日は「ジェットコースターの日」です。一生懸命、“語呂合わせ”をしても、
なかなか7月9日にたどりつくことはできません。

この由来は・・・、

日本で初めて本格的なジェットコースターがお目見えしたのが、1955年
(昭和30年)7月9日に開園した、後楽園ゆうえんち(現在の東京ドーム
シティアトラクションズ)だったから、と言われています。

実は、1890年に今宮臥龍館に、また1952年12月に宝塚新温泉遊園地
(のちの宝塚ファミリーランド)に登場していたのですが、その時の名称は、
それぞれ、「ローラーコースター」「ウェーブコースター」でした。ちなみに、
英語での一般名称は、「ローラーコースター」です。

さて、いくつかの面白いジェットコースターをご紹介してみましょう。

まず世界最古のジェットコースターは、1893年、ウィーン万国博覧会に
登場したものと言われています。

また、日本で最速のものは、富士急ハイランドにある、
「ワールド・ブッチギリコースター・ドドンパ」で、時速172キロに達します。

また、最近話題を呼んだのが、今年後半に中東にオープン予定の
「フェラーリワールドアブダビ」に登場するアトラクションで、フェラーリに乗り、
時速200キロ、世界最速を実現するとのことです。

夏休みを間近に控え、各遊園地で、ジェットコースターから叫び声が
聞こえて来る季節になりました。しかし夏だけは、両手をあげて乗ることを
禁止しているところもあります。理由は、汗の臭いをばらまかないように、
ということだそうです。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<効用的修羅場の買いつけ(その84)・・・ 「しくみづくりの極意」
                       (上位のパターン化、パターンの中位化)>

前回は、「未来創造の方向性を持つ」ことの意味として、
 過去の延長線上にない未来を察知し、
 過去とは違う、このような未来を築くという意志
であるというお話をしました。

そして、最後に「そして、空間的位置との融合」を次回予告としましたが、
何人かの方から、
 「上記の未来創造の方向性を持つためには、具体的にどのようなしくみが
  必要だろうか」
というご質問をいただきましたので、その点についてのお話から始めたいと
思います。

まず最初に申しあげておかなければならないのは、こういった「何らかの
目的を持ったしくみ」を作り上げる、といったときに、常に共通して考えて
おかなければならないのは「対象」です。
要は、誰を「ターゲット」にして、しくみをつくっているのか、です。

頻繁に言われる「2:6:2の原則」を使ってお話をしますと、上位の「2」の
グループに属する人は、しくみがなくても自ら工夫して「未来創造の方向性」を
持ちます。(さすがにこのケースでは、「2」割もいないと思いますが・・・)

下位の「2」のグループに属する人は、どんなしくみを作ったところで、
残念ながら「未来創造の方向性」を持つことはできません。

したがって、何らかのしくみをつくって効果がある対象、ターゲットは、真ん中の
「6」のグループに属する人です。自らはできないけれども、しくみがあれば
「少なくとも可能性だけは持っている」人たちです。

そして、多くの組織の中では、「2:6:2」の「6」どころか、この真ん中の人が
9割を占めているのが現実ではないでしょうか。

したがって、多くのトップの方が
 「苦労して仕組みを作らなくても、できる人はできるし、できない人はできない」
とこぼす言葉は確かに「上位」と「下位」だけを見ると事実です。

しかし、「中」の9割の人は、しくみがあれば、できないものができるようになる
可能性がある、と考えなければ、会社のレベルはアップしませんし、その「中」の
1割が実際にできるようになれば、もう万々歳でしょう。

十分に分かっておられるとは思いますが、どんな「しくみ」でも、それを作る際には、
 「目的、効果」と「ターゲット層」
をいい加減にしてはならない、ということを強調したかったのであえてお話をしました。

もうひとつ、前置きが長くなりついでに、「しくみづくりの極意」を二つ申し上げて
おきましょう。

それは、

① 放っておいてもできる「上位」の人たちの意識、行動等を仔細にみて、
   可能な限り、パターン化すること ・・・ 「上位のパターン化」

です。

優秀な経営者、好成績を上げる営業マン、さらに、スポーツなら、プロの
ゴルファーというように、「上位」の人に目をつけて、そこから学び取ることです。
しかも、それを「しくみ」にするのですから、ある程度のパターン化が必要です。

二つ目は、

② 対象は、「上位」でなく、「中位:凡人」ですから、上記のパターンを、
  「中位用」に 置き換えること ・・・ 「パターンの中位化」

です。

実は、この②が「しくみづくり」でものすごく重要です。多くの研修などでも、
たいていは、①の説明に終始してしまって、②がないのです。

私自身、最近実感するのですが、3歳から初めて毎日練習し、体で覚えている
プロゴルファーのパターンを、50歳を過ぎてから老体に鞭打ってスイングを
始めた人間に、即適用しようとしても無理がある、ということです。

最終的な理想を「上位」に置くことは決して問題ありませんが、そこに至るプロ
セスを「中位化」しておかないと、結局、ついて来ることができないしくみになって
しまう、言い換えると、奥底で、対象を間違っていることになってしまうのです。

この、

 ① 「上位」のパターン化
 ② パターンの「中位化」

の二つは、ターゲットが「中位」、すなわち放っておいてもできるグループではない
限り、圧倒的に応用が効きますので、ぜひ覚えておいていただきたいと思います。

では、これらを前提にして、次回、「未来創造の方向性を持つ」しくみについて、
わたくしのご指導先の例をいくつかあげることにします。

■ 3. 今月の事務

●健康保険・厚生年金の被保険者報酬月額算定基礎届の提出

被保険者報酬月額算定基礎届の提出期間は、今年は7月1日~7月12日です。
(但し、会社ごとに提出日を指定している場合もあります。)
対象となるのは、7月1日現在の被保険者全員で(6月1日以降に資格取得した
人を除く)、本年4月・5月・6月に支払われた報酬額を記載して提出します。
また、4月に変更があり、標準月額等級が現在と2等級以上の差が生じる場合
には、算定基礎届にかえて月額変更届を提出します。


●賞与支給に伴う健康保険・厚生年金の保険料の納付

6月に賞与を支給し、年金事務所に「健康保険・厚生年金保険賞与支払届」を
提出した会社では、7月の納入告知書に、賞与に係る負担分も加算された
金額が記載されています。保険料の計算基礎となる賞与の上限は、健康保険
の場合、年度(4月1日~翌年3月31日)で540万円。厚生年金の場合、1か月
あたり150万円です。


●納期の特例の適用を受けている所得税源泉徴収額の納付

納期の特例の適用を受けている会社(従業員が常時10人未満)では、1月~6月
に支払った給与・退職金などから徴収した源泉徴収額を納付します。
納付期限は、7月12日です。


●固定資産税・都市計画税の第2期分の納付

固定資産税(特定の市町村では、都市計画税も含む)の第2期分の納付時期です。
分割で納付している場合は、納税通知書にて納期を確認の上、期日までに納付
しましょう。


●労働保険の年度更新

保険年度(毎年4月1日~翌年3月31日までの1年間)を単位として、計算することに
なっており、賃金の総額に、その事業ごとに定められた保険料率を乗じて算定します。

前年度の保険料を精算するための確定保険料の申告・納付と新年度の概算保険
料を納付するための申告・納付の手続きが、年度更新です。
この手続は、6月1日~7月10日(今年は、7月12日)までに、行わなければなりません。
期限を過ぎますと、追徴金を課される場合があります。忘れずに行いましょう。

■ 4. おしらせ

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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の本棚
  • 4. おしらせ

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