中堅・中小企業の発揮能力最大化支援

㈱トップ支援 03-3256-4101
㈱アウトオフィス 06-6300-1787

メールでのご相談はこちら

いーかわらばん vol.416

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2010/06/15
  • vol.416

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

私が微笑むと、パソコンも微笑む?!

■ 2. 山崎発、経営を考える

効用的修羅場の買いつけ(その83)・・・ 過去の延長線上にない未来

■ 1. 時の話題

<私が微笑むと、パソコンも微笑む?!>

『脳内革命』がベストセラーになったあたりから、脳に対する関心がかなり大きな
ものとなり、昨今の「脳トレ」のヒットは、その象徴的なできごとだと言っていいでしょう。

最近、アメリカでは、脳波を利用したゲームが開発され、話題を呼んでいるようです。
2007年にアメリカのEmotiv Systems社が開発したものです。

従来の脳波を利用したものは、一定の感情の動きしか認知できないものでしたが、
この技術は、多くの種類の感情や表情、ジェスチャーを反映させることができます。

たとえば、ヘッドセットを頭につけて、物体を持ち上げるイメージを持つと、画面上で
ものが浮き上がったり、あるいは、自分が笑顔をつくれば、画面上のキャラクターも
微笑んでくれる、といったような世界です。

上記のヘッドセットには、脳波の動きを感知するための多くのセンサーが装備されて
おり、それがアプリケーション開発スイートによって、ゲーム上のキャラクターに同期
させるしくみです。

これは、ゲームとしても画期的なものですが、一方で、人間とコンピューターの接点
(インターフェース)の進化ととらえることもできます。

すなわち、キーボードや、マウス、ジョイスティック、はもちろん、Wiiで使用する
リモコンと、人間とコンピュータのインターフェースは、指や手、体全体と、さまざまな
技術をもとに確実に進歩してきました。

そして、ついに、脳が直接にコンピューターとリンクし始めたというわけです。

これはすごい、便利!という人から、いやいや、人間が想像していることが、
コンピュータにわかってたまるか、と憤慨する人、あるいは、自分の考えていることが
コンピュータにばれるとまずい、という人まで、さまざまな反響があるようですが・・・

この領域は、奥が深いものですから、今後ますます進化していくと思われます。
ゲームはもちろん、それ以外のあらゆる領域への応用が今後期待されています。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<効用的修羅場の買いつけ(その83)・・・ 過去の延長線上にない未来>

前回は、「未来創造の方向性を持つこと」について考え、「予測できるという考え方」
あるいは、「予測に終始すること」の問題点を指摘しました。そして、リーダーに
必要とされる重要な資質のひとつは、決して「予測能力」ではなく、「予兆察知能力」
であることを申し上げました。

一方で、予測が困難になった理由として、
 ① 仮定に次ぐ仮定の産物であること
 ② 因果関係に、回帰性、循環性が乏しくなったこと
を挙げました。

「宇宙の目」の中の、「時間的(歴史的)位置」の把握について、“見逃しやすい”、
“欠かせない”、4つの論点のうち、最初に述べた二つ、すなわち、
 ・因果関係を疑う(例外察知)能力を持つこと
 ・善悪、強弱、大小などを測る“ものさし”を持つこと
は、実は、上記の点ときわめて深い関係にあります。

というのも、もうお気づきだと思いますが、いずれも、仮定そのものに対して、
あるいは因果関係の回帰性、循環性に対して、疑問を持つために、なくては
ならぬものだからです。

これこそが、「予兆察知能力」のひとつです。

あれ、こんなはずではなかった・・・
おや、いつもとは何か違う兆しを感じる・・・

それは、上記の、因果関係を疑う能力、善悪等々を図る“ものさし”を持っている
からこそ察知できるのであって、ボォーとしている限り、この察知能力を手に入れる
ことはできません。

言い換えると、過去の延長線上にない未来があること、すなわち、過去と断絶した
(繋がっていない)未来があること、これを見つけ出す能力が予兆察知能力です。

そして、実は、そこは、「チャンスの泉」です。信長の長槍における例外察知は、
明らかに「チャンスの泉」になりました。

このように考えてきますと、「時間的(歴史的)位置」の把握は、この「過去の延長線上
にない未来」を感じる力がスタートになる、といっても言い過ぎではないと思います。

今、「スタートになる」と申し上げたのは、ここからが勝負だからです。というのも、
「過去の延長線上にない未来」を感じることが、スタートとして、ものすごく大事なことだ
けれども、感じただけではだめであって、実践に向けて動き出してこそ、意味がある
からです。

実践に向けて動き出すからには、何らかの方向性が必要です。そして、そこには
「意志」が必要です。

前回、「予測どおりになった」と巷で言われているものの中には、「予測したとおりの
状況をみずから創り上げてしまうこと」が含まれている、とご説明しました。そして、
これは「予測」ではなく、本質は「意志」であることを申し上げました。

「意志」とは何でしょうか。

あまり難しく考えることなく、ことばのとおり、今までとは違う、こういう状態を創り
だしたいという「おもいとこころざし」だと考えていただければ十分でしょう。大事な
ことは「こういう状態」をはっきりさせること、そしてこの「状態」の中身は、それを
実践しながら、微妙に変化していって何ら問題はないということです。

要約すれば、
  「過去の延長線上にない未来」を察知し、
   過去とは違う、このような未来を築くという意志
を持つことが、「未来創造の方向性を持つ」ということなのです。

次回は、四つ目の論点「そして、空間的位置との融合」について、考えることに
しましょう。

■ 3. 今月の事務

●個人住民税の特別徴収

新年度の個人住民税の特別徴収が、6月から始まります。各市町村から送付
されてくる各人別の納税通知書が届いたら、一部を本人に交付します。
給与担当者は、給与台帳に転記したり、コンピュータで給与計算をおこなって
いる会社では、新年度の徴収額の更新も忘れずにしておきましょう。
納付期限は、徴収した月の翌月10日です。

但し、従業員が常時10名未満の事業所については、市区町村の承認を受ければ、
年2回にまとめて納付できる特例があります。詳しくは、所轄の市区町村にお問い
合わせ下さい。


●健康保険・厚生年金の被保険者報酬月額変更届の提出要否

4月に賃金改定を行う会社が多いと思います。6月の給与支払後、健康保険
厚生年金保険の被保険者報酬月額変更届を提出する必要があるかないかの
チェックをします。必要がある場合は、7月中に所轄の年金事務所又は、健康
保険組合に提出しなければなりません。


●労働保険の年度更新

6月1日から、労働保険の年度更新手続の受付が始まっています。
7月12日の期限までには余裕がありますが、早めに進めておきましょう。


●賞与からの健康保険・厚生年金の保険料の徴収と支払届の提出

賞与の支給をした際にも、健康保険・厚生年金保険の保険料を徴収しなければ
なりません。又、健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払届を支給日から
5日以内に所轄の年金事務所に提出しなければなりません。


●暑中見舞い・中元の準備

書中見舞いや中元を贈る会社では、今から送付先の選定、送付先の住所等の
変更がないかを確認し、準備を進めていきましょう。

■ 4. おしらせ

いーかわらばんのバックナンバーをホームページに掲載しております。
途中購読の方で興味のある方は弊社ホームページをご覧下さい。
 http://www.nksy.co.jp   

次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の本棚
  • 4. おしらせ

【web】 https://www.nksy.co.jp
【mail】 mail@nksy.co.jp

☆弊社お客様並びに名刺を頂いた方にもお送りさせて頂いております。
突然の配信をお許しください。
☆展示会等のご案内を掲載させて頂きます、ご一報下さい。
☆メールマガジンの登録・解除は自由です。配信の解除・送信先メールアドレスの変更はお手数ですが、
mail@nksy.co.jp
にご連絡ください。
☆無断転送はご遠慮願います。

いーかわらばん
著者・論文