中堅・中小企業の発揮能力最大化支援

㈱トップ支援 03-3256-4101
㈱アウトオフィス 06-6300-1787

メールでのご相談はこちら

いーかわらばん vol.388

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2009/10/01
  • vol.388

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

ワイン以外のソムリエ?!

■ 2. 山崎発、経営を考える

効用的修羅場の買いつけ(その56)・・・  自分の成長心は何かを問う!

■ 1. 時の話題

<ワイン以外のソムリエ?!>

ソムリエといえば、お客様の要望にこたえて、ワインを選ぶお手伝いをする、
ワイン専門の給仕を指します。

フランスでは、国家資格ですが、日本では、日本ソムリエ協会が認定する資格で、
 ・ソムリエ
 ・シニアソムリエ
 ・マスターソムリエ
の三つのランクがあり、ソムリエ以外にも、ワインアドバイザー、ワインエキスパート
といった呼称を認めています。

ほかにも、全日本ソムリエ連盟が、
 ・プロフェッショナルソムリエ
 ・ソムリエ/ワインコーディネーター
といった資格を設定しています。

ところが、最近は、さまざまな分野でソムリエという言葉が使われるようになり
ました。その代表的なものが、“オリーブオイルソムリエ”です。

オリーブオイルソムリエとは、何百種類とあるオリーブ油の産地、種類、色、香り、
味をきちんと把握、評価したうえで、食材、料理に合わせたおいしさ、楽しさ、
健康等を提案する役割を担うアドバイザイーです。

AISO認定ソムリエが権威があるといわれていますが、これは、イタリアのAISO
(イタリアオリーブオイルソムリエ協会)が認定する公的資格です。

その日本支部が、このほど、日本においてもオリーブオイルソムリエの資格を
取得できる講座の開設に踏み切りました。

ちょっと視点を変えて眺めてみますと、ワインはフランス、オリーブ油はイタリアが
それぞれアドバイザーとしての「グローバルスタンダード」を提供しているという
見方ができます。

お米ソムリエ、日本酒ソムリエ、味噌ソムリエなど、日本でもそれなりの展開は
あるのですが、日本独特のものを、グローバルスタンダードとして、より強固に
世界にアピールしていくことで、食の可能性がより広がるかもしれません。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<効用的修羅場の買いつけ(その56)・・・  自分の成長心は何かを問う!>

前回は、トップ(陣)が成長心、すなわち、成長していくための心の持ち方、
姿勢に関する講座の講師となったと仮定して、自ら、その教科書(テキスト)を
作成してみるくらいの努力が必要であることを申し上げました。

この「成長学講座」の教科書は、どのように作っていけばよいのでしょうか。

これには、いくつかのステップがあります。

まず、第一ステップとして、自分が成長するために、真剣に心掛けてきたことは
何か、A4のコピー用紙1枚に、表現の稚拙さは気にすることなく、思うがままに、
10項目を目標に、項目のみピックアップしてみるところから始めます。

経営者や後継者のご指導で、時々、この種のお願いをするのですが、その10
項目をつくりあげるスピードと中身を観察すれば、ちょっとおこがましいかもしれ
ませんが、その人のレベルがわかります。

表現の良し悪しはともかくとして、また10項目かどうか、数の問題もともかくとして、
これを記せないようでは、トップ(陣)としては失格です。

どこかの本に書いてあったこと、誰かが言っていることではなく、自分が成長する
ために、何を心掛けてきたか、その自分自身のことを書きつけるわけです。要は
自分自身の成長心の項目は何かが問われているわけです。

それがなかなか表せないということは、自分自身の成長さえ、真剣に考えて来な
かった、ということを意味しています。自分自身の成長を真剣に考えていないような
トップ(陣)のもとで、部下が成長するはずがありません。

非常に厳しい言い方になりましたが、言い換えると、この項目について、書けない
人は、“それなりの”経営者のなかには、現実にはほとんどいないのです。むしろ、
「既にできているよ」と見せていただいたり、10項目どころか、20項目、30項目と
記される人も少なくありません。(まだ若い後継者候補のかたは、かなり苦労される
ケースがありますが・・・)

そこで、第二ステップに入ります。

今度は、その項目のそれぞれについて、最低5行くらい、多い分には何行でもいい
ので、説明文を付加していきます。もちろん図を挿入することも大いに結構です。
と同時に、表現の稚拙さがあれば、改めていきます。

要は、自分自身の成長のために心がけてきた項目の中身を、周りのみんなにも
理解してもらえるように、わかりやすく整理、解説していくわけです。

前回記しましたように、
 「私、まだまだ考えが浅いですわ・・・!」
という溜息が出るのは、このステップです。

そして、「まだまだ考えが浅い」と感じるからこそ、より深く考え、壁にぶつかって、
前に読んだ本を持ち出したり、新たに書店で買い求めたりして、
 「松下幸之助はこんなふうに考えてきたのか・・・」
 「稲森和夫は、こんなことを言っている・・・」
 「ドラッカーは、ここを強調しているな・・・」
と感じながら、明確な目的をもった読書が始まるわけです。

考えてみれば、松下氏や稲盛氏の本のほとんどは、この成長心について記した
ものといっても過言ではないでしょう。

そして、これは、すでに次の第三のステップに入っていることになります。

その第三ステップとは、自分が今までの人生の中で、気がつかなかった、あるいは
実践して来なかった「成長心=成長していくための心の持ち方、姿勢」をあらゆる
機会をとらえて発見し、追加し、整理・解説していくというプロセスです。

ここが最も重要な部分でもありますので、次回ゆっくりとご説明をすることにしましょう。

■ 3. 今月の事務

●新標準月額報酬

9月分(10月納付分)から、健康保険・厚生年金保険の標準報酬が、7月に
提出した報酬月額算定基礎届に基づき、切り替わります。ご注意下さい。


●従業員の異動に伴う事務処理

秋は、転勤・結婚・その他の理由により、本人や家族に異動が多い時期でも
あります。社会保険関連の法定事務や、給与に関連する各種手当ての変更
など、事務処理も伴ってきます。従業員から異動届を提出してもらうなどして、
手続に不備のないように注意しましょう。


●労働保険料第二期分の納付(延納の申請をしている場合)

一括納付が原則の労働保険料(概算保険料)ですが、延納の申請をしている
場合は、11月2日が納付期限です。
送られてくる納付書を確認の上、忘れずに納付しましょう。


●衣更え

従業員に制服や作業服などを支給している企業では、10月は衣更えの時期です。
補充が必要かどうか確認をし、必要に応じて手配をしましょう。

■ 4. おしらせ

いーかわらばんのバックナンバーをホームページに掲載しております。
途中購読の方で興味のある方は弊社ホームページをご覧下さい。
 http://www.nksy.co.jp   

次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の本棚
  • 4. おしらせ

【web】 https://www.nksy.co.jp
【mail】 mail@nksy.co.jp

☆弊社お客様並びに名刺を頂いた方にもお送りさせて頂いております。
突然の配信をお許しください。
☆展示会等のご案内を掲載させて頂きます、ご一報下さい。
☆メールマガジンの登録・解除は自由です。配信の解除・送信先メールアドレスの変更はお手数ですが、
mail@nksy.co.jp
にご連絡ください。
☆無断転送はご遠慮願います。

いーかわらばん
著者・論文