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いーかわらばん vol.340

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2008/10/09
  • vol.340

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

3R推進月間

■ 2. 山崎発、経営を考える

効用的修羅場の買いつけ(その9)・・・原因と結果は、いずれ、必ず一致する!

■ 1. 時の話題

<3R推進月間>

3R(スリーアール)ということばを、ここのところ、よく見かけます。3Rとは、
 ・リデュース
 ・リユース
 ・リサイクル
の頭文字をとったものです。

リデュースとは、消費者がモノを大切にして使う量を減らしたり、企業が新しい
省資源の器具などを開発したりすることです。

また、リユースとは、使用済みの製品や部品をほんとうに使えなくなるまで、
繰り返して使うことを意味します。

一方、リサイクルとは、いまさら言うまでもなく、使用済み製品等を再資源化など、
製品形態を崩して、その資源を再生利用する取り組みです。

実は、今回このテーマを取り上げたのは、毎年10月がこの3R推進月間になって
いるからです。

この3Rを取り巻く法律を、少し羅列しててみますと、

 ・「再生資源利用促進法」
 ・「循環型社会形成推進基本法」
 ・「資源有効利用促進法」
 ・「容器包装リサイクル法」
 ・「家電リサイクル法」 等々

が挙げられます。

この発端となった「再生資源利用促進法」が平成3年の10月に施行されたことから、
10月が、まず「リサイクル推進月間」となり、それが平成14年に、現在の「3R推進
月間」と名称変更されたものです。

現在、関係八府省がこの推進活動を行っていますが、私たちの企業においても
この推進月間を利用して、
 ・無駄遣いをなくす
 ・再利用を考える
 ・リサイクルに取り組む
などの新しい提案や実践を推進し、それなりの表彰を行う、といったことを試みても
よいのではないでしょうか。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<効用的修羅場の買いつけ(その9)・・・原因と結果は、いずれ、必ず一致する!>

前回は、「善悪>好き嫌い>損得」という理念について、
 ・原因と結果についてきちんとした視点を持つこと、
 ・目先の利益に左右されないで、その奥にある本質を見極めることの重要性を
  示唆したものでもある、
という点についてお話をいたしました。

この部分は、大変重要ですので、理念4とは区別して、独立した「理念5」という
かたちにして、もう少し付け加えたいと思います。

したがって、

 理念1: ダメ・ムリだと思った時がスタート!
 理念2: 周りが「できない」と言ったらチャンス!
 理念3: やりたいことをやりきる!
 理念4: 善悪>好き嫌い>損得

に続くものとして、

 理念5: 原因と結果は、いずれ、必ず一致する!

を設けておくことにします。

私は、もう20年近く前に、ドトールコーヒーの創業者、鳥羽博道氏の著書のなかに
あった次の文章を忘れることができません。
 
    世の中には原因と結果しかない。
    そして、その原因と結果は必ず一致するものである。
    現在の自分の境遇がよいとするなら、過去によくなるための原因を積み
    重ねてきた結果であり、逆に現在の境遇が悪いとすれば、過去に悪くなる
    原因をつくったからである。
    同時に自分の将来がどうなるかを知りたければ、現在の自分の行動を
    振り返ればよい。
    それにふさわしい結果があらわれるということである。
  
      (『ドトール ニューマーケット創造の視点』 鳥羽博道著 1988年 より)

こんなことはあたりまえだ、という人は多いでしょう。しかし、大変な修羅場を目の前
にしたとき、真に上記のような視点でものごとを見ることができる人が、果たして何人
いるでしょうか。

このあたりまえの言葉の意味を、若い段階で、真剣に考える機会を持てたことに
私は感謝しています。

私の2冊目の著書、『時代を拓く企業革命』には、次のような記述があります。
    
    「結果がすべてである」ということばの意味を、決して誤解してはならない。
    これは、売上や利益が上がればそれでいい、ということをいっているのではない。
    繰り返しになるが、鳥羽氏のことばにあるように、今までの行動のすべてが、
    いずれ、確実に、結果に反映する、ということをいいあらわしている。

人間ですから、至らないことはいっぱいあるでしょう。失敗をすることも多く、その結果
として、修羅場に自らを投げ込んでしまうこともあるでしょう。

しかし、そこからまっとうに息を吹き返すことができるかどうかの、境目の一つが、上の
ような意識を、心の底から、持てるかどうかだと私は考えています。

そして、このことが、次回以降の「理念6」と関連してくることになります。

■ 3. 今月の事務

●新標準月額報酬

9月から、健康保険・厚生年金保険の標準報酬が、7月に提出した
算定基礎届に基づき、切り替わります。ご注意下さい。

●厚生年金保険料率の改定

2007年9月分(10月末納付分)より、一般被保険者の厚生年金保険料率が、
14.996%→15.350%へ引き上げられます。

●従業員の異動

秋は、転勤・結婚・その他の理由により、本人・家族に異動が多い時期です。
社会保険関係の法定事務や給与に関連する各種手当ての変更などの社内事務
も必要になります。従業員から異動届を提出してもらうなどして、不備のない様に
注意しましょう。

●衣更え

従業員に制服や作業服などを支給している企業では、10月は衣更えの時期です。
不足分がないか補充が必要かどうか、再度チェックをしておきましょう。

■ 4. おしらせ

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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の本棚
  • 4. おしらせ

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