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いーかわらばん vol.268

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2007/04/05
  • vol.268

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

ブログの定期購読?・・・RSS

■ 2. 山崎発、経営を考える

春はあけぼの、ズレはあけぼの!

■ 1. 時の話題

<ブログの定期購読?・・・RSS>

マイクロソフトの新しいOSであるウィンドゥズ・ビスタ、あるいは昨年
11月に公開された最新ブラウザであるインターネット・エクスプロー
ラー7に標準搭載されている新しい機能に、RSSがあります。

アメリカでは、3人に1人がRSSユーザーだと言われていますから、
すでに使っている方も多いと思いますが、あらためてRSSとは何か、
簡単にご説明をしましょう。

RSSは、Really Simple Syndificationの略であるとか、Rich Site
Summary の略であるとか言われており、ウィキペディアによれば、
 RSSは、ニュースやブログなど各種のウェブサイトの更新情報を簡
 単にまとめ、配信するための幾つかの文書フォーマットの総称である
と記されています。

もう少し、わかりやすく申し上げると、自分が好きで登録したブログや
ウェブサイトの情報が更新されると、自動的に知らせてくれるものです。

したがって、更新されたかな?と思っていちいちサイトにアクセスしなく
ても、RSSリーダーというソフトによって、更新された最新情報が一覧
表示され、それをクリックすれば、目的の記事を見ることができるという
わけです。

この配信はもちろん携帯電話に対しても可能であり、ちょうど、自分
のお気に入りの雑誌を、パソコンや携帯で、定期購読しているイメー
ジです。

RSSにもさまざまな規格が入り乱れており、いわゆるデファクトスタンダ
ードはありませんでしたが、今回のマイクロソフトの動きによって、一種
の規格ができあがった感があり、RSSはいっきに普及していくでしょう。

ただ、一方で、毎朝、新聞を広げて目にすることと比較してみますと、
最近とみに指摘されている、情報の偏りという弊害はますます進む
ことも予想されます。

情報過多の時代、情報選別の時代、情報偏食の時代、とさまざま
な表現がされていますが、情報収集と活用のノウハウの格差が、また
異質の格差社会を生み出すかもしれません。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<春はあけぼの、ズレはあけぼの!>

仮説構築の際に意識すべき重要ポイントとして、  

  ① 「想い」を「かたち」にする(暗黙知と形式知)
  ② 高い「価値観」を持つ(価値判断基準)
  ③ 「矛盾の解決こそ価値」という視点を持つ(弁証法的視点)

の三点を挙げ、今まで①②についての説明を終わりました。

今回から、
  ③ 「矛盾の解決こそ価値」という視点を持つ(弁証法的視点)
という、もっとも重要でおもしろい部分に入ることにしましょう。

「弁証法」ということばは最近ちょっとしたブームになってきています。

その中身については、とてもとても私がご説明できるようなものでは
ありませんが、弁証法的な考え方、視点が大事であることは、さま
ざまなご指導経験から痛感しています。

たとえば、前回、

 真の共感は、相手が求めているものと、自分の基本の価値観が
 根底で合致したときに得られるものである

と申し上げました。

ここで、ゲーム関連ビジネスや、24時間開店の例でご説明したように、
両者の合致が見られなかったからといって、即これはダメ、と考えるか、
いや、それをさらに深めたり、視点を変えれば、なんとかいい方法がある
のではないか、と考えるかによって、その後の展開は大きく変わります。

誤解を恐れずに、あえて申し上げると、
 矛盾を感じたときが、新しい価値創造の曙光である
と私は思っています。価値創造のためには、
 春はあけぼの、ズレはあけぼの
の精神が大事だと思っているのです。

たとえば、24時間開店の本質は何でしょうか。

よく考えてみれば、顧客は24時間開店そのものを望んでいるのではなく、
「欲しい商品やサービスが、いつでも、どこでも、欲しいだけ手に入る」
ことを望んでいるわけです。24時間開店はその「一つの方法」にすぎない
のです。

そうすれば、24時間開店以外に、いつでも、どこでも、手に入る方法を
生み出せば、「お互い喜びを手にすることができる」ことに気づくわけで、
これこそが、矛盾の解決であり、新しい価値の創造につながるのです。

次回以降、この矛盾の解決と弁証法的視点について、順次考えて
いくことにしましょう。

■ 3. 今月の事務

●健康保険の標準報酬月額の改定

4月より保険料の計算基礎となる標準報酬月額の上限と下限が
それぞれ改定されます。
上限は、従来の980,000円→1,210,000円に、
下限は、従来の98,000円→58,000円に変更されます。

また、賞与に係る標準賞与額(1,000円未満を切り捨てた金額)の
上限は、従来は1回につき200万円でしたが、4月からは年間
(4月1日~3月31日)で540万となります。

但し、平成19年3月分以降の政府管掌健康保険の介護保険料率
については、1.23%のままで変更はありません。
尚、等級の変更は健康保険のみで厚生年金については、
従来の等級のままですので、ご注意下さい。


●社員の入社に関する社会保険・労働保険の資格取得手続き

社員の入社があった場合には、「被保険者資格取得届」を提出
しなければなりません。
健康保険・厚生年金保険については、入社5日以内に社会保険
事務所へ、雇用保険については、入社月の翌月10日までに
公共職業安定所へ、それぞれ手続きを行います。 
手続きがお済みでない場合は、お急ぎ下さい。


●ゴールデンウィークに備えての連絡等

休暇日程を取引先等に確認及び連絡をするなどして、
配送・集荷・決済などに問題が起こらないように調整します。
社内においても、休暇中の郵便物等の処理をどのように
するか、決めておきましょう。

■ 4. おしらせ

山崎修一オープンセミナーのお知らせ

 日時:5月17日(木) 13:00~17:00
 テーマ:『これだけは知っておきたい!新任経理担当者の必須知識』
 お問い合わせ:神戸商工会議所 078-303-5808
 http://www.kobe-cci.or.jp/seminar/jinzai/070517_keiri.html
 
 日時:6月27日(水) 13:30~16:30
 テーマ:『日本型成果主義経営はこう創る』
 お問い合わせ:神戸商工会議所 078-303-5808
http://www.kobe-cci.or.jp/seminar/jinzai/070627_seika.html

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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の本棚
  • 4. おしらせ

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