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いーかわらばん vol.263

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2007/03/01
  • vol.263

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

日本のさくら名所百選

■ 2. 山崎発、経営を考える

「共感」は「熟考」を経て「創造」に向かう!

■ 3. 財務ホット情報

国税電子申告・納税システム『e-Tax』とは?

■ 1. 時の話題

<日本のさくら名所百選>

新入社員の最初の仕事である恒例の花見の陣地取りも、今年は異常な暖冬で、
旧社員で賄わなければならないかもしれない、と言われています。

ところで、皆さんもさまざまな花見計画を立てておられると思いますが、「日本のさくら
名所100選」というのをご存知でしょうか。

北は北海道の二十間道路桜並木、松前公園などからスタートして、南は沖縄の
名護城公園まで、財団法人日本さくらの会が選定しています。
http://www.sakuranokai.or.jp/

そのほか、東京では、上野公園、新宿御苑、隅田公園、小金井公園、
井の頭公園が、大阪では、大阪城公園、造幣局、万博記念公園、
京都では、嵐山、御室桜、醍醐寺が選ばれています。

ではそれ以外に、「日本○○百選」にはどのようなものがあるのでしょうか。

日本百名山(深田久弥氏選定)をはじめ、ランダムにピックアップしてみますと、

  日本の滝百選(日本の滝選定委員会選定)
  日本の渚百選(日本の渚・百選」中央委員会選定)
  名水百選(環境省選定)
  日本の道百選(旧建設省、現国土交通省選定)
  新・日本の街路樹百景(読売新聞社選定) 
  日本の白砂青砂百選(日本の松の緑を守る会選定) 
  日本の自然百選(朝日新聞社、森林文化協会による公募)
  日本の棚田百選(「日本の棚田百選」選定委員会選定)
  
その他、日本の百名峠、日本百名城、名湯百選などがあるようです。

私は、日本の百霊山を春と秋の年二回、巡ることにしています。さくら名所百選
をきっかけに、日本の百選に計画的に接してみるのも楽しいかもしれませんね。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<「共感」は「熟考」を経て「創造」に向かう!>

前回引用した下記の言葉は、多くの方が共感を抱いていただいたようです。
お伺いした会社において、これに関する議論をかなりさせていただきました。

 「経験は血となり肉となる」というのは、大多数の人には当てはまらない。
 さまざまな経験をしても、十分に消化しないため、単なる出来事の連続で
 終わってしまうのだ。
 経験は、消化、熟考、体系化、合成といったプロセスを経て、初めて血と
 なり肉となる

さて、それでは今回から「価値観」そのものについて掘り下げて考えてみま
しょう。

「価値観」をなぜ今取り上げているかというと、復習になりますが、

  ① 「想い」を「かたち」にする(暗黙知と形式知)
  ② 高い「価値観」を持つ(価値判断基準)
  ③ 「矛盾の解決こそ価値」という視点を持つ(弁証法的視点)

の三つが、意味のある仮説を構築するために必要なことだったからです。

まずスタートは、思考力をあえて論理的思考力と共感的思考力に分けた際に、
なぜ「共感的」という言葉を使ったか、という点です。

これは、今まで何回となく申し上げてきたように、「相手の立場に立って感じる」
ことができるかどうか、これこそが価値創造の最も原点にあるからです。

ビジネスが、「顧客を含めた周辺の人に喜んでもらってなんぼのもん」である限り、
「共感」は、不可欠の能力と姿勢です。

では、次の段階として、なぜ、共感的「思考」力なのでしょうか。

もっと端的に言えば、なぜ「思考」が必要なのでしょうか。相手の立場に立って
「感じる」だけではダメなのでしょうか?

私の結論を言えば、「思考」は絶対的に必要です。何を「思考」するのか、
ここに「価値観」が登場します。

すなわち、自分の持っている「価値観」と、相手の立場に立った「共感」とが
深く、さまざまな角度から照らし合わされて、真の価値創造が行われる、と
私は感じています。

前回の言葉に似せて申し上げれば、
 「共感」は「熟考」を経て「創造」に向かう!
ということになるのでしょうか。

次回以降は、この照らし合わせるべき「価値観」の内容についてさらに掘り下
げてみましょう。

■ 3. 財務ホット情報

<国税電子申告・納税システム『e-Tax』とは?>

いーかわらばんvol.255(2006/12/28発行分)の財務ホット情報で、
平成19年度税制改正項目として、「個人所得税の電子申告を行う
ことによる税額控除の創設」というものが挙がっておりました。

この制度は、平成19年分又は平成20年分の所得税の納税申告書
の提出を、電子証明書を付して、その年の翌年3月15日までに、
インターネットを利用して行う場合には、その年分の所得税額から
5,000円を控除するというものです。
なお、平成19年分で適用した場合には、平成20年分では控除でき
ません。

「税金から5,000円引いてもらえるのなら、来年は電子申告でやって
みようかな?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、今回は
この電子申告についてご説明したいと思います。


e-Tax(国税電子申告・納税システム)は、予め開始届出書を提出し、
登録をしておけば、インターネットで国税に関する申告や納税、申請
届出などの手続きができる便利なシステムです。

事前準備などの手順は、次のとおりです。

① 税務署へ「電子申告開始届出書」を提出
  所定の届出書に記載して、納税地の税務署へ提出します。

② パソコンの準備
  インターネットが使える環境が必要です。また、e-Taxソフトは
  Windowsにしか対応しておりません。

③ 電子証明書の取得
  申告等のデータを送信するときに、電子署名をする必要があります。
  
④ ICカードリーダライタの取得
  使用する電子証明書がICカードに格納されている場合には、別途
  ICカードリーダライタが必要になります。

⑤ 利用者認識番号等の受領
  税務署から利用者識別番号などを記載した通知書が送られてきます。

⑥ インターネットバンキングの契約
  納税が必要な場合には、インターネットバンキングを利用すれば、
  スムーズです。

⑦ 各種ソフトのインストール
  税務署から送付されるCD-ROMからe-Taxソフトをインストール
  します。
  (注) e-Taxソフトについては、平成18年10月10日よりe-Taxホーム
  ページからのダウンロードによる取得が可能になっております。

⑧ 確定申告書の作成、送信・電子納税
  国税庁のホームページ「確定申告書等作成コーナー」で申告等の
  データを作成して、直接e-Taxを通じて送信(提出)できます。

なお現在、振替納税で納付されている方は、わざわざ電子納税をする
必要はございません。現在紙面の納付書で納付されている方には、
インターネットから納付手続きができる電子納税が便利かもしれません。

導入準備に少し時間がかかる恐れがありますので、導入される際は、
お早めにご準備されることをおすすめ致します。

なお、国税庁のe-Taxに関するホームページはこちらです。
 http://www.e-tax.nta.go.jp/index.html

■ 4. おしらせ

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途中購読の方で興味のある方は弊社ホームページをご覧下さい。
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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の事務
  • 4. おしらせ

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