中堅・中小企業の発揮能力最大化支援

㈱トップ支援 03-3256-4101
㈱アウトオフィス 06-6300-1787

メールでのご相談はこちら

いーかわらばん vol.252

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2006/12/07
  • vol.252

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

年末「福袋」事情

■ 2. 山崎発、経営を考える

復習・・・やっぱりキーワードは「共感」

■ 1. 時の話題

<年末「福袋」事情>

気がつくと、師走。また暖冬かと思いきや、寒波も到来して、
街中には、クリスマスツリーが飾られ、あわただしい季節になりま
した。

百貨店を覗くと、歳末大売出しの垂れ幕の間に、「福袋予約」
のお知らせを目にします。

えっ、福袋って、予約するものだったっけ?
なんて考えている人は、「時代遅れ」のレッテルを貼られてしまい
ます。

福袋の歴史を紐解いてみると・・・、

明治末期に現在の銀座松坂屋(当時の今川橋松屋)で売り出
されたのが最初ということで、正月販売、中身は非公開、中身の
商品の合計額以下の売価、などといった特徴がありました。

もちろん、買う側からすれば、中身が見えないだけにギャンブル的
な性格があって、損得悲喜こもごも、ある意味新年の夢を買う楽
しみがありました。

売る側からすれば、客寄せ、目玉であると同時に、在庫処分的
な色合いも濃かったと思われます。

しかし、そういった福袋も、モノあまり時代には、あまり通用しなくな
りました。「こんなの要らない!」と思わせる中身をいかに少なくして
「お得」なイメージをもってもらうか、それが勝負になってきました。

そこでさまざまな福袋が登場しています。

その一つが中身を公開して予約するもの、透明な袋に入れるもの、
人気ブランド福袋、スイーツ専門福袋に始まり、高額福袋として、
住宅、自動車、宝石、旅行、ウェディングなど、目白押しです。

京王百貨店、阪急百貨店などで売られている2000万円の住宅
福袋は、100倍以上の競争率だとか・・・。インターネットで、暇にま
かせて福袋サーフィンをするのも面白いかもしれません。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<復習・・・やっぱりキーワードは「共感」>

この10回あまりで開発物語を三つ考えてみました。DAKARA、
におわなっとう、そして、遠心力乾いちゃう洗濯機・・・。

では原点に遡ってなぜこのような例をとりあげたのか、復習をして
おきましょう。2006/11/2 vol.248の続きだと思っていただければ
いいと思います。

大事な点は、かわらばんの「2006/7/27 vol.235」に示しまし
た、「顧客との対話」の方法のリストアップです。

 ① 顧客に直接会って、顧客の要望を聴取(ヒアリング)する
 ② 顧客がどのような商品が適切か、相談相手になりながら共
    通体験をする
 ③ 顧客をモニター化して、個別に張り付き行動をともにして、要
    望を整理する
 ④ 顧客を会員化して、さまざまなアイデアを吸収する
 ⑤ リードユーザーを開発プロセスに参画させる
 ⑥ エキスパートを前線に配置して、さまざまな要望の対応を行う
 ⑦ 顧客との対話記録を、データベース化して開発につなげる(CRM)
 ⑧ 顧客に新たな試みをシミュレーション(検証)してもらう 等々

この8項目の中で、先の三つの事例に顕著に採用されていた方法は、
皆さんもうお分かりいただいているとおり、特に①②③の三つです。

すなわち、

・実際にコンビニの店員になって「食の乱れ」を実感する(DAKARA)
・宅配便ドライバーに密着する(DAKARA)
・スポーツドリンクを飲むシーンを日記に記してもらう(DAKARA)
・街頭で新しい納豆の概念について聞いたときの反応(表情)を観察
 する(におわなっとう)
・試作品に関する消費者テストをしたうえで、奥底の理由をともに考え
 る(におわなっとう)
・開発者自身が使用者である状況をつくる(乾いちゃう洗濯機)
                                  等々
ピックアップすればキリがありませんが、結局のところ、顧客との共通体験
が、顧客の真の喜びを発見する源泉になる、ということでしょう。

別の言い方をすれば、お客様との「共感」をいかに生み出すか、これが
常に変化成長していく市場、顧客に対し、新しい価値を提供する
キーワードだと言えるでしょう。

■ 3. 今月の事務

●年末調整の実施
 
 12月中に年末調整を行う会社、1月に入ってから年末調整を行う
 会社とそれぞれの予定に合わせて、各人より扶養控除等(異動)
 申告書、配偶者特別控除申告書、保険料控除申告書などを提出
 してもらいましょう。
 保険料控除などの所得控除を受けるには、払込証明書類の添付
 が必要になりますので、併せて提出してもらいましょう。

●2007年1月からの源泉徴収事務の準備
 1月には、年末調整に基づく給与所得の源泉徴収票や支払調書等
 の提出事務が控えています。提出の要否や記載事項の確認を早
 めにしておきましょう。
 また、源泉徴収税額表が、2007年1月以降分より改定されることに
 も注意しましょう。

●年末年始休暇中の対処
 年末年始の休暇について、取引先への日程の再確認、休暇中の
 新聞・郵便物等の一時休止の扱い、緊急連絡網の整備なども忘
 れずにしておきましょう。

●年賀状の投函
 年賀郵便の特別扱いが、12月15日より始まります。年末の混雑を
 避け早めに投函しましょう。

■ 4. おしらせ

弊社、大阪事務所のエレベーターについてのお知らせ

 現在、弊社大阪事務所へお越し頂いておりますお客様に
おきましては、エレベーターをご利用頂いていることと存じます。
この度、11月13日(月)より1階からエレベーターをご利用になる
際に、1階乗場に設置されましたテンキーに暗証番号の入力が
必要になりました。
 つきましては、入館時に管理人室に弊社ご訪問の旨お申し出
頂くか、又はお近くまでお越しになりましたら弊社にお電話頂くか
ご面倒をお掛け致しますが、どちらかの方法でご連絡下さいます
様、よろしくお願い致します。
ご不明な点がございましたら、弊社までお問い合わせ下さいませ。


山崎修一オープンセミナーのお知らせ
 
今年度のオープンセミナーは、終了致しました。
    
  
いーかわらばんのバックナンバーをホームページに掲載しております。
途中購読の方で興味のある方は弊社ホームページをご覧下さい。
http://www.nksy.co.jp

次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の本棚
  • 4. おしらせ

【web】 https://www.nksy.co.jp
【mail】 mail@nksy.co.jp

☆弊社お客様並びに名刺を頂いた方にもお送りさせて頂いております。
突然の配信をお許しください。
☆展示会等のご案内を掲載させて頂きます、ご一報下さい。
☆メールマガジンの登録・解除は自由です。配信の解除・送信先メールアドレスの変更はお手数ですが、
mail@nksy.co.jp
にご連絡ください。
☆無断転送はご遠慮願います。

いーかわらばん
著者・論文