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いーかわらばん vol.245

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2006/10/12
  • vol.245

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

東京競馬場のLEDディスプレイとギネスブック

■ 2. 山崎発、経営を考える

10億食突破商品「におわなっとう」・・・その5

■ 3. 今月の本棚

『アメーバ経営』 稲森和夫著

■ 1. 時の話題

<東京競馬場のLEDディスプレイとギネスブック>

さまざまな話題を醸し出してきたLED(発光ダイオード)も、クリスマス
ツリーや信号機などにも使われ、きわめて身近なものになってきました。

そのLEDを使った世界最大のディスプレイが、東京競馬場に登場しま
した。

幅が66.4メートル、縦が11.2メートル、掛け算をすると面積は、
743.68平方メートル。なんと、テニスコートの3倍の大きさです。

迫力と鮮明さは言うに及ばず、パドックの風景と、オッズの画面とを同
時に映し出すことができるなど、一度に4つの画面を表示することがで
きます。

もちろん、世界最大のディスプレイということで、ギネスブック入りを果た
しましたが、製造したのは三菱電機で32億円をかけたといわれます。

実は三菱電機の映像スクリーンは、過去のギネス世界記録が三つあ
ります。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2006/0912-b.htm

一つは、上記の東京競馬場の「世界最大」の映像スクリーン。

二つ目は、香港シャティン競馬場の「世界最長」のLEDディスプレイ。

三つ目は、アメリカのターナーフィールド球場にある「世界最大」の
ハイビジョン映像スクリーン。

このギネスディスプレイの登場で、馬券を当てる確率も少しは増えるの
でしょうか。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<10億食突破商品「におわなっとう」・・・その5>

今までお話してきたマーケティング活動の裏で、匂わない納豆を作り出
す研究はミツカン本社で着々と進んでいました。

納豆のにおいを生み出す成分には、
 まず、あのツンと来るアンモニア、
 次に、バターの香りの主成分といわれるジアセチル、
 さらに、アーモンドやココアに含まれるピラジン類、
 最後に、低級分岐脂肪酸と呼ばれる腐ったチーズのような匂い
の四つがあります。
http://www.mizkan.co.jp/chilled/rika/index.html

従来からあるのは、発酵の過程で発生するアンモニアを抑える方法だった
のですが、ミツカンは、むしろ低級分岐脂肪酸をターゲットにすることこそ、
匂いを抑えることにより大きな効果があるのではないか、と考えました。

そして、藁や枯れ草の中にいくらでも含まれる自然な納豆菌を2万種類
集めて、徹底的にスクリーニングを繰り返した結果、低級分岐脂肪酸を
抑える納豆菌に巡り合ったわけです。

とは言いながら、前回お話した「裏の仮説」である、

 ・納豆の嫌な匂いを消したとしても
   ↓
 ・納豆を食べる人には意味がない、
  (そんなものは納豆ではない、と食べてくれない)
   ↓
 ・したがって奥行きは広がらない
   ↓
 ・売上げは増えない

のシナリオを覆すことができなければ、せっかくの技術も意味がありません。

ところが、納豆のヘビーユーザー向けにダメもと覚悟で行った、匂わない納豆
の試作品テストで思いもかけない結果が浮かび上がってきたのです。

■ 3. 今月の本棚

<『アメーバ経営』 稲森和夫著>

「アメーバ経営」自体は、さまざまな形で語り継がれ、実践されてきましたが、
稲盛氏自身がまとめて1冊にした本は今までありませんでした。

その意味では、アメーバ経営を深く理解している人も、そうでない人も、価値
ある1冊と言わざるを得ないでしょう。

「第1章 ひとりひとりの社員が主役」では、京セラがどのような経緯をたどって、
アメーバ経営を導入、実践、発展させていったかを記しています。

「第2章 経営には哲学が欠かせない」では、アメーバ経営の背景にいかなる
理念が潜んでいるか、また、その理念を実現するためにどのような仕組みを作
ったかについて記しています。

「第3章 アメーバの組織づくり」では、アメーバ経営を実践するための前提と
なるべきものを整理しています。

「第4章 現場が主役の採算管理」では、具体的なアメーバ経営の中身に
ついて述べています。

「第5章 燃える集団をつくる」では、アメーバ経営の効果をどこに求めるか、
を中心に、この本全体のまとめとなっています。

アメーバ経営は、単なるシステムではもちろんなくて、企業に、人に、製品に
対する理念や思い入れの産物であるという稲盛氏の考えがよく分かる、読み
やすい本に仕上がっています。

この本と姉妹本になる『稲盛和夫の実学』とともに、ぜひ読み、考えてください。

■ 4. おしらせ

山崎修一オープンセミナーのお知らせ
     
  日時:10月23日(月) 13:30~16:30
  テーマ:『上手な自社株対策・節税対策』
  お問い合わせ:神戸商工会議所 078-303-5808
  http://www.kobe-cci.or.jp/seminar/jinzai/061023_shokei.html

  日時:11月28日(火) 13:30~16:30
  テーマ:『強い会社の資金管理のツボ』
  お問い合わせ:神戸商工会議所 078-303-5808
  http://www.kobe-cci.or.jp/seminar/jinzai/061128_shikin.html


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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 事業承継の真視点
  • 4. おしらせ

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