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いーかわらばん vol.234

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2006/07/20
  • vol.234

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

イタリア発ブランド通販サイト

■ 2. 山崎発、経営を考える

「知識」にもいろいろある・・・

■ 3. 事業承継の真視点

「会社分割」とは・・・

■ 1. 時の話題

<イタリア発ブランド通販サイト>

YOOX(ユークス)というサイトをご存知でしょうか?

これはイタリア発のブランド通販サイトです。2000年に設立され、
ヨーロッパをはじめとして、2003年に米国、2005年には日本向け
に販売を始めました。
http://www.yoox.com/home.asp?tskay=050D2086&TP=5888

グッチ、プラダ、アルマーニといった有名高級ブランドであっても、
ワンシーズン前の商品を、ブランド価値を下げずに、いかにうまく
販売するかについて、大変頭を悩ませています。

そこで、前シーズンモデルを、ブランド価値を落とすことなく売るこ
とができるサイトとして、このYOOXが、供給者側、消費者側双方
から注目を浴びているわけです。

実際の売値は半額、配送は航空便で4営業日くらい、返品も送
料無料で受け付けてくれます。

創業以来、年率50%で売上を伸ばし、2005年で70億を超えま
した。ホームページの月間ビジター250万人、販売実績150万点、
の実績があります。2006年は100億を超える売上を目指していま
す。

ブランド志向が強い日本市場は、当然魅力的で、東京にオフィス
を構え、本格的に日本市場に乗り出しました。一度、サイトを覗い
て見てください。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<「知識」にもいろいろある・・・>

前回は、

 顧客との一体感→コンセプト設定→企画統合→実践による検証
 
という開発プロセスが、暗黙知と形式知の四つの相互変換の典型
的な例である、といったお話をしました。

暗黙知や形式知という言葉を使うとたいへん難しく感じてしまいま
すが、こういった「知」にもいろいろな種類があります。

そのいくつかをご紹介しましょう。

まず、表現は難しくなりますが、①宣言知 ②手続知 という分類
があります。

 ① 宣言知とは、「その存在を知っている」というものです。
   「織田信長、知ってる?」「ピタゴラスの定理知ってる?」「知ってる
   よ」という場合の「知っている」は、この宣言知です。

 ② 手続知とは、「やり方を知っている」というものです。
   「あいつに幹事を任せておけば、よく知っているから大丈夫だよ」とい
   う場合の、「知っている」はこの手続知です。

したがって、宣言知を「博学知」、手続知を「ノウハウ知」ということもあ
ります。

もう一つ、①感覚知、②経験知、③科学知 という区分についても触
れておきましょう。

 ① 感覚知とは、「イメージできる能力」とでも言い換えられるものです。
    瞬間的に思い浮かんだり、ひらめいたりするもので、すぐにメモでも
   取っておかないと、再現することが不可能なものです。

 ② 経験知とは、まさに経験したことによって得た知識です。感覚知
    のように瞬間的にひらめくものではなく、さまざまな場面を通して体に
    しみついていくような知識です。

 ③ 科学知とは、抽象化、モデル化された知識です。①の感覚知や
    ②の経験知が主観的であるのに対し、科学知は客観的ですが、
    イメージとして再現されることはありません。

このような分類がどういう場面で必要か、次回以降、また整理していき
ましょう。

■ 3. 事業承継の真視点

<「会社分割」とは・・・>

ここから数回は、事業承継との関わりで実践することが多い、さまざまな
組織再編について、考えていくことにしましょう。

まずここしばらくは、一番ポピュラーな会社分割からお話を始めましょう。

会社分割とは、かしこまっていえば、
 
 会社の事業に関して有する権利義務の全部または一部を、
 他の会社に承継させる行為である

といい表すことができます。

話は横道にそれますが、今年の5月1日から施行された新会社法では、
従来の商法で使用していた「営業」ということばを、「事業」と統一して表
現することになりました。

したがって、今までたとえば、「営業年度」といっていたものは「事業年度」
に、また「営業譲渡」は「事業譲渡」などと表現が変わっています。

そこで、上記の定義でも、会社の「事業」と表現を使ったわけです。

従来の商法では、営業譲渡と、現物出資、財産引受あるいは事後設立
とのセットいう形で会社分割をしていました。

今でもこの方法が取れないことはありませんが、2001年の商法改正で、会
社分割制度が簡素化されて創設されたことで、この新しい制度の利用頻
度が一気に高まったのです。

次回以降、この新しい制度についてご説明をし、さらに事業譲渡等につい
ても必要に応じて触れることにしましょう。

■ 4. おしらせ

山崎修一オープンセミナーのお知らせ
   
  日時:8月8日(火)  10:00~16:45 
  テーマ:『事業承継のための自社株対策』
  お問い合せ:SMBCコンサルティング 06-6222-9586  

  日時:8月22日(火) 13:00~17:00
  テーマ:『経営戦略策定に活かすための経理と財務のあり方とは』
  お問い合わせ:神戸商工会議所 078-303-5808

  日時:10月23日(月) 13:30~16:30
  テーマ:『上手な自社株対策・節税対策』
  お問い合わせ:神戸商工会議所 078-303-5808

  
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次回のテーマは以下の通りです。

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  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 財務ホット情報
  • 4. おしらせ

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