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いーかわらばん vol.222

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2006/04/20
  • vol.222

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

公営ギャンブル不振と馬券ネット販売

■ 2. 山崎発、経営を考える

発想のためのチェックリスト

■ 3. 事業承継の真視点

相続と株式譲渡制限

■ 1. 時の話題

<公営ギャンブル不振と馬券ネット販売>

地方自治体が運営する公営ギャンブルとしては、競艇、競輪、
競馬、オートレースの4競技があります。

かつては、「自治体のドル箱」とか、「不況に強いNO.1」とい
われたこともありましたが、完全に冬の時代に入りました。

バブル全盛の1990年に5兆円を超えていた投票券の売上は、
すでに半減しているといわれ、赤字を税金でまかなわなければ
ならない自治体も出るほどです。

一方で、馬券のインターネット販売が、ネット関連企業の次の
重点サービスに浮上しつつあり、不振の公営ギャンブルの救
世主にならないか、との期待をされています。

ソフトバンクやジャパンネット銀行はもちろん、4月には楽天が
南関東地区の4つの競馬場の馬券販売を受託しました。

また、イーバンク銀行は、JRA(日本中央競馬会)の馬券販
売システムの決済を開始することを決定し、東京都民銀行も
楽天と組んで決済サービスの開始を検討しています。

ちなみに、JRAと地方競馬、さらに競輪、競艇の決済を行っ
ているジャパンネット銀行においては、登録会員数は全部で
30万人を超えており、一人平均つきに6~7回は購入するとい
ったデータもあります。

書籍、家電製品といった実物取引から、証券、旅行、ギャンブ
ルへと、ウィンドゥズ95をきっかけに始まった日本のネット社会
は、10年を経て、生活の隅々にまで浸透しつつあります。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<発想のためのチェックリスト>

前回と前々回は、逆転発想術についてお話をいたしました。

逆転の発想術をより広く捉えますと、ある事象について、い
くつかの要素を挙げて、その要素を別の属性に転換させるこ
とによって、新たな発想を生み出す、といったものです。

このようにある事象について、それを構成する要素をリスト化
して、新たな発想を生む方法を日本創造学会では、「チェッ
クリスト法」と呼んでいます。

そして、その古典的かつ代表的な方法に、オズボーンのリスト
がありますので、紹介しておきましょう。

これは、MITのクリエイティブ・エンジニアリング・ラボラトリズが、
オズボーンの著書の中から、発想の切り口をピックアップして、
次の9つにまとめたものです。

①転用したら?
②応用したら?
③変更したら?
④拡大したら?
⑤縮小したら?
⑥代用したら?
⑦置換したら?
⑧逆転したら?
⑨結合したら?

逆転の発想術も、上記の⑧を整理したものといえるでしょう。

次回はまた別の発想法について、考えてみます。

■ 3. 事業承継の真視点

<相続と株式譲渡制限>

事業承継の本題からはそれて、会社法の改正について9ヶ月
にわたってポイントをお話してまいりました。今回最後の10回目
は、相続に直結するお話です。

相続や合併の場合に、たとえそれが譲渡制限付きの株式であ
っても、相続人や合併承継会社に株式が移転してしまう、という
ことは原則として変わりません。

ただし、この場合でも、好ましくない者が株主になるという事態を
避けるために、定款で定めるところによって、その取得をした者
に対して、売り渡し請求をすることができるようになりました。

この売り渡し請求をするには、そのつど株主総会の決議が必要
であるとともに、その請求は1年以内に行わなければなりません。

価格は協議によって決めることになります。折り合いがつかなけ
れば、請求の日から20日以内に裁判所に対して売買価格の申し
立てをすることができます。20日以内にしない場合には、売り渡し
請求の効力がなくなります。

いずれにせよ、相続、合併などの場合に歯止めのきかなかった
譲渡制限規定が、実質的に効力を持ったことにはなるわけで、
閉鎖会社の場合には朗報といえるでしょう。

■ 4. おしらせ

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  日時:8月8日(火)  10:00~16:45 
  テーマ:『事業承継のための自社株対策』
  お問い合せ:SMBCコンサルティング 06-6222-9586  

   
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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 財務ホット情報
  • 4. おしらせ

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