いーかわらばん vol.210
- いーかわらばん
- 株式会社アウトオフィス
- 2006/01/26
- vol.210
▼INDEX▼
■ 1. 時の話題
<高齢化は人間だけじゃない!>
戌年がスタートした1月6日付日経MJでは、「愛犬消費が止ま
らない」と題して、ユニークな愛犬グッズやサービスを紹介して
いました。
記事によれば、まず飼い犬の高齢化が恐ろしい勢いで進
んでいるようです。犬の平均寿命は2003年で15歳に到達し、
1985年段階の2倍に伸びたとか・・・。
また、日本では人口は減り始めましたが、犬の人口(犬口?)
は1960年に比べて3倍以上の639万匹となり、特に1990年代に
急成長しています。
また、犬を飼う世帯の平均年収は912万円、犬への支出額は、
年間12万円を超えるようです。
当然ながら、愛犬家をターゲットにしたさまざまなサービスが
登場しています。
高齢犬用に栄養素やカロリーを調節した食品や、飼い主と
犬が一緒に入れる墓地、大人二人と犬が一緒に楽しめる
イタリアンレストラン、ペット参加型のブライダルプラン、愛犬
用のおせち料理、その他数々の介護用品、等々。
「ゆりかごから墓場まで」は、犬にも当てはまる言葉になった
ようです。
■ 2. 山崎発、経営を考える
<ノウハウを塊(かたまり)にするとは、たとえば・・・②>
前回の続きからスタートしましょう。
営業マネジャーA氏が頭の中で考えている「顧客との関係を
密にする」中身は、
① Bランクの顧客については最低月1回キーマンに接触し、
② 相手の困っていること、悩んでいることを聞きだし、
③ 次回訪問時(翌月)にその解決提案を示し、
④ その反応を整理して、次の手立てに結びつける
というものでした。
さて、この会社では、「ノウハウを塊にする」ために、何をした
のでしょうか。
まず大きな模造紙を4枚張り合わせました。次に、その4枚大
の模造紙いっぱいに表を作成しました。
縦軸にBランクの顧客先とその担当者名を並べ、横軸にはま
ず各月を並べます。そして各月の下段には、上記に対応して、
① キーマンに会った日
② 聞き出した悩み
③ 次回訪問時の提案内容
④ 顧客の反応と次の手立て
が書き込めるようになった大きな表を作成したのです。
そして、「顧客深耕経過表」と銘打って、お客さんの目に入ら
ないところに張り出し、「Bランクの顧客との関係を密にする」
プロセスがA氏の部門の誰の目にも「飛び込んでくる」状態を
作り出したのです。
これこそ、まさに「見える化」の一局面です。
確かにこのことで、「あの顧客はまだここまでしか進んでいな
いぞ」といった進行状況が一目でわかりますので、必ず必要
なプロセスなのですが、ノウハウを塊にするには、さらに工夫
が必要です。
次回この先をお話します。
■ 3. 事業承継の真視点
<新株発行に伴う情報開示>
前回は、第三者割当、有利発行の一本化について、お話を
しました。
今回は、新株発行に伴う情報開示について、簡単にご説明
しましょう。
現行法では、株式の引受けの申込みは、原則として株式申
込証によって行っています。
この株式申込証の役割としては、
① 申込者の意思表示
② 会社から申込者への情報通知
という二つのものがあると考えられます。
新会社法では、通知形式については、株式申込証への記載
を強制しないことになりました。さらに、合理化を図るために、
株式申込証という用紙の交付、という制度を廃止しました。
情報開示は、株主申込証を使わなくても、目論見書その他の
手段を通じて実行すればよい、ということになったのです。
■ 4. おしらせ
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次回のテーマは以下の通りです。
- 1. 時の話題
- 2. 山崎発、経営を考える
- 3. 今月の事務
- 4. おしらせ
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