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いーかわらばん vol.192

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2005/08/31
  • vol.192

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

コーオプ教育とは?

■ 2. 山崎発、経営を考える

「なじみ」が顧客関係性の根本!

■ 3. 悩みの相談室

ストレス性疾患への防止策

■ 1. 時の話題

<コーオプ教育とは?>

アメリカでは、「コーポラティブ・エデュケーション」(省略して
「コーオプ教育」)と称して、大学の学問と実社会の仕事とを
融合させる教育プログラムを、100年前から実施しています。

これは、3ヶ月から、長いケースでは1年以上にわたって、有
給で就業体験をするもので、アメリカではほとんどの学生が
在学中に一度は経験していると言われています。

ところが日本において、「コーオプ教育」が普及し始めたの
はほんの10年くらい前からです。

従来のインターンシップとの大きな違いは、受け入れ企業を
学生が探してくるのではなく、大学がイニシアチブを取る点、
さらに、無報酬でない点、等があげられます。

大学側のメリットとしては、競争力強化の一環ということが
できますし、また企業側のメリットとしては、大学生に対する
認知度の向上を図ることができます。

京都産業大学や立命館大学などは、インターネット上にも
「コーオプ教育」に関する記事を掲載していますので、皆様
の企業のおいてもぜひ研究してみてください。
http://www3.kyoto-su.ac.jp/feature/ce/
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/ac/kyomu/cer/lec0112/index-j.html

■ 2. 山崎発、経営を考える

<「なじみ」が顧客関係性の根本!>

「顧客資本」を増大させていくフレームワークとして、
① 商品価値
② ブランド価値
③ 顧客との関係性
のうち、①②を概観してきました。

今回からは、顧客との関係性について考えてみます。

今回は、最も原始的な顧客関係性である「なじみ」という概念
です。

・ なじみの飲み屋
・ なじみの保険屋さん
といった「なじみの○○屋」の本質はいったいどこにあるので
しょうか。

いくつかの要素が考えられますが、最も重要な点は、顧客が
「自分たちのことを一番よく知ってくれている」という実感を持
っている、ということです。これは、今までにも何回となくお話
をしてきました。

このことは、顧客にとって最も重要な「安心感」の基礎になり
ます。

次に重要な点は、上記と関連して、顧客側から取引先を変え
る事に伴う広い意味での「コスト」を削減したいという無意識の
願望です。

具体的には、将来コストとしての「探索コスト」です。すなわち、
新たな取引先や、商品、サービスを探す無駄を省きたいとい
う気持ちです。

二つ目のコストとしては、「危険コスト」です。現在使用してい
る商品やサービスを変えることにより質を下げたくない、とい
う気持ちです。

三つ目のコストとしては、「埋没コスト」が考えられます。この
概念は非常に重要で、様々な手法を考えるヒントになります
ので、次回はこのコストを最小限に抑えるいくつかの戦略を
整理してみましょう。

■ 3. 悩みの相談室

<ストレス性疾患への防止策>

[質問]

「ストレス社会」と呼ばれる中で、当社の従業員にも「自律神経
失調症」や「うつ病」、あるいは「不眠症」といった症状の予備軍
が増えつつある、といった報告が幹部から出てくるようになりま
した。基本的にどのような対処が必要でしょうか。

[回答]

2004年度は、精神障害による労災認定が過去最高を記録す
るといった状態になています。

ここでは、紙面も限られていますので、2000年に当時の労働省
が示した「事業上における労働者の心の健康づくりのための指
針書」から、企業が対応すべき四つのメンタルヘルスについて
述べておきましょう。
http://www2.mhlw.go.jp/kisya/kijun/20000809_02_k/20000809_02_k.html

① セルフケア 
   ・・・ 労働者が自ら行うストレスへの気づきと対処
② ラインによるケア 
   ・・・ 管理監督者が行う職場環境等の改善と相談への対応
③ 事業内産業保険スタッフ等によるケア
   ・・・ 産業医等による専門的ケア
④ 事業場外資源によるケア
   ・・・ 事業場外の専門機関によるケア

もちろん、中小企業では、たとえば③などのケアには限界があり
ますので、④などによるケアを充実すべくネットワークを組み、普
段から、幹部や社員に対する教育を怠らないことが要求されるで
しょう。

たとえば、「中央労働災害防止協会」などの研修やストレス調査
などのサービスを受けるのも一つの方法かもしれません。
http://www.jisha.or.jp/health/

■ 4. おしらせ

☆上記「悩みの相談室」に関するご意見は
  mail@nksy.co.jpまで
 お寄せください。
  なお、いろいろな経営上の「悩み」をお寄せください。ご承諾をいた
 だいた上で、「悩みの相談室」に掲載したいと思います。

山崎修一オープンセミナーのお知らせ
  
   日時:10月28日(金) 13:30~16:30
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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の事務
  • 4. おしらせ

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