いーかわらばん vol.190
- いーかわらばん
- 株式会社アウトオフィス
- 2005/08/17
- vol.190
▼INDEX▼
■ 1. 時の話題
<巡回警備もロボットにお任せ!>
前々回の「いーかわらばん」の「時の話題」では、ソニーのロ
ボットQRIO(キュリオ)がマウンドに立った、というお話を紹介
いたしましたが、ロボットに関するニュースをもう一つ・・・
綜合警備保障が、ロボットを使った警備を2006年中に開始
することを発表しました。
http://www.alsok.co.jp/news/press2005/r_d1050622.html
警備業務の範囲としては、
① 常駐警備
② 機械警備
③ 警備輸送 等々
が挙げられますが、今回開発された「ガードロボD1」は、常
駐警備について、省力化を目指して導入されます。
もちろん、人間が行う警備を完全に代行する、という位置づけ
ではなく、人間と協力関係を築いて、犯罪を抑制する、といっ
た効果を狙っています。
具体的には、あらかじめインプットされた経路にしたがって走
行を続け、カメラで撮影をした映像をタイムリーにセンターに
無線LANを使って送信し続けます。
また、重点警備ポイントを設定することによって、本来そこに
あるべきモノがなかったり、本来あるべきでないモノがあった
りすることをいち早くキャッチすることが可能になります。
泥棒などの犯罪者諸君!
「しまった!ロボットに見つかった」というわけで、ロボットを壊
しても、映像はすでに送信済みなので、ご注意あれ!(笑)
■ 2. 山崎発、経営を考える
<「○○なら、やっぱり、まず△△だ!」>
「顧客資本」を増大させていく戦略を考える際の三つのフレ
ームワーク、
① 商品価値
② ブランド価値
③ 顧客との関係性
のうち、前回は、①商品価値 について、要点のみご説明を
いたしました。
今回からは、ブランド価値について、お話をします。
ただし、ここでブランド全体についてお話をするのは、膨大に
なり焦点がぼやけてしまいますので、「顧客資本」を増大させ
ていく中で特に重要な「顧客囲い込み」という視点に絞って考
えてみたいと思います。
ブランド価値により顧客を囲い込むために、徹底的に目指さ
なければならないことは、とにかく
「○○なら、やっぱり、まず△△だ!」
という状況を創り出すことができるかどうかにかかっています。
わかりやすい例をいえば、
「宅配便ならやっぱりヤマトに限る!」
「駆け抜けるよろこび、うーん、BMだ!」
「カップラーメンなら、まず、日清が頭に浮かぶな!」
といった状況を創り出すことです。
もちろん、これは理想! 言うは安し、現実には大変なことです。
ましてや中小、中堅企業においては、コストと時間を考えると、
実現可能にはほど遠い、と感じてしまいます。
でも諦めてはそれで終わりです。なんとか「価値の軸」をずらすこ
とで、「やっぱり・・・」の状況を創り出すことこそ経営陣の仕事と
いってもいいでしょう。
では、具体的にどんな方法があり得るか。次回、整理してみまし
ょう。
■ 3. 事業承継の真視点
<名実ともに「資本金1円」で設立可能に!>
前回は、株券の発行についての会社法改正についてお話をしま
した。
今回は、株券と共にご質問の多い、「最低資本金」についてです。
現在の商法では、株式会社では1000万円、有限会社では300
万円以上の出資がなければ会社を設立することができない点は、
皆さんがご承知のとおりです。
この最低資本金制度は、資金の乏しい若者が新しく会社を起こそ
うという時に大きな障害となり、それが日本にベンチャーが育たな
い理由の一つではないのか、という批判がありました。
そこで、平成14年には、それらベンチャー企業等の創業を助ける
意味で、設立後5年間は最低資本金制度を適用しない、という特例
(「新事業創出促進法」)が設けられたのです。
しかし、そのことは、5年以内には最低資本金額まで増資しなけれ
ばならないことを意味するわけですから、かなり中途半端な状態だ
ったということができます。
今回の改正では、最低資本金制度は完全に撤廃され、文字通り、
「1円での設立」が恒久的に可能になったのです。
■ 4. おしらせ
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次回のテーマは以下の通りです。
- 1. 時の話題
- 2. 山崎発、経営を考える
- 3. 財務ホット情報
- 4. おしらせ
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