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いーかわらばん vol.144

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2004/09/08
  • vol.144

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

「コンシェルジュ」という言葉

■ 2. 山崎発、経営を考える

生産的思考を生み出す条件

■ 3. 今月の本棚

『ものづくりをあきらめるな』 新井洋著 すばる舎

■ 4. おしらせ

山崎修一オープンセミナーのお知らせ

■ 1. 時の話題

<「コンシェルジュ」という言葉>

ここ数年、「コンシェルジュ」という言葉をあちこちで聞くようになり
ました。

元々は「門番、守衛、アパートの管理人」という意味のフランス語
ですが、今では主として「ホテルの接客係」として、宿泊客のさま
ざまな要求に応えるスタッフを表します。

その役割を応用して、様々な業界で、顧客のあらゆるニーズに
いち早く対応する窓口のスタッフを「コンシェルジュ」と呼ぶように
なりました。

たとえば、西武百貨店はすでに1995年に「コンシェルジュ制度」
なるものを導入、またソニーも、「クオリア」ブランド販売担当のス
タッフをコンシェルジュと呼んでいます。

またこの言葉は、サイト上でも大流行です。Googleで「コンシェル
ジュ」を検索すると、何と8万件がヒットします。

そこでは、「銀座コンシェルジュ」「グルメコンシェルジュ」「PCコン
シェルジュ」「メディカルコンシェルジュ」など、さまざまなコンシェル
ジュが飛び交っています。

この言葉が使われる背景には、ターゲットとした顧客に対して、ワ
ンストップショッピングを実現する支援者としての、「胴元的役割」
がより重要になったことがあげられます。

さて、皆さんの会社では、誰が、あるいはどの部署が、コンシェル
ジュの役割を果たしているでしょうか? また、そのレベルは、顧
客を満足させるに十分でしょうか? この機会に考えてみてください。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<生産的思考を生み出す条件>

前回は、「中心転換」との関係で、再生的思考と生産的思考(創造的
思考)について触れました。さらに、生産的思考のプロセスとして、
 準備期→孵卵器(あたため期)→啓示期(ひらめき期)→検証期
の四段階について説明をしました。

それでは、このような生産的思考が行われやすい環境や条件は、
どのようなものなのでしょうか。重要なものは次の五つです。

① 個人やグループがその時々の役割を認識していること
     → 役割の明確化
② 情報がオープンであり、収集・共有が容易であること
     → 情報の開示性
③ 常に昨日より進歩することこそ使命であるという価値観が定着
   していること
     → 革新的価値観
④ 変化は未来に対する自らの働きかけ(仮説に基づく行動)により
   生まれるという実感があること
     → 仮説の重要性
⑤ 変化を生み出す仮説は、常に多角的な視点から考え、チェック
   される状況にあること
     → 仮説の多角性

中心転換、ひいては生産的思考がこのような条件からうまれるもので
あるとすると、企業内にこれを実践するシステムがとのようなかたちで
存在するだろうか、と考えてみる必要があります。

次回は、動因、誘因、中心転換の概念について、総まとめをしたうえで
顧客の視点に立つ、ということの本質を気づきとの関係で整理してみま
しょう。

■ 3. 今月の本棚

<『ものづくりをあきらめるな』 新井洋著 すばる舎>

帯には、
 『-世界が認めた光学機器の職人集団「三鷹光器」-
大企業に屈しない、価格競争に組みしない、新しい町工場の戦い方
がここにある』
と記されています。

1ナノメートル(百万分の一ミリ)の分解能を持つ非接触三次元測定
装置の開発で有名なこの会社には、技術を活かし、人を活かし、町
工場をよりレベルアップするための重要な考え方がちりばめられて
います。

曰く、
必要なものを作れ、便利なものは作るな!
図面通り作るのは職人じゃない!
職人は開発から営業まですべてやれ!
値引きにはいっさい応じるな!
学歴・資格に頼るやつはいらない!
                  等々

ものづくりを武器に生きる中小企業が進むべき道を、見事に実践して
いるこの会社は、間違いなく研究に値します。ぜひご一読ください。

■ 4. おしらせ

< 山崎修一オープンセミナーのお知らせ>

日時:10月14日(木)10:00~12:00(午前の部)
                13:00~16:00(午後の部) 
  場所:阪急グランドビル26階
テーマ:午前『儲かる商売を創り出すための、人の育て方、組織のあり方』
       午後『儲かる商売を創り出すためのビジネス革新』
お問い合せ:清話会 関西支局 06-6361-2351

日時:10月28日(木)13:30~16:30 
  場所:神戸商工会議所3階会議室
テーマ:『事業承継のための上手な自社株対策・節税対策』
お問い合せ:神戸商工会議所
詳しくは http://www.kobe-cci.or.jp/ 


アウトオフィス及び財務のお客様へのお知らせです。

6月から、簡易監査を実施しています。
受取手形、売掛金の監査が終了したところから、買換金、支払手形等の監査
    に入らせて頂きます。
ご協力お願い致します。

担当:財務指導部 山本雅文

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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 事業承継の真視点
  • 4. おしらせ

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