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いーかわらばん vol.125

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2004/04/07
  • vol.125

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

光ファイバーとテレビ会議

■ 2. 山崎発、経営を考える

目標管理は、人事評価の一環か?

■ 3. 今月の事務

事務について

■ 4. おしらせ

山崎オープンセミナー

■ 1. 時の話題

<光ファイバーとテレビ会議>


当社は昨年12月より、大阪オフィスと東京オフィスの間で、テレビ会議
システムを導入しました。当社が採用したのはギンガネットが行うテレビ
会議システムで、ノヴァが、家にいながら英語が習得できる、と唄ったこと
で実績のあるものです。

これにより、2週間に1回の頻度で行われる会議については、とりあえず
隔地間で、全員が「顔を揃えて」できるようになりました。また、少人数で
行う、30分を超えるような打ち合わせについても、大阪、東京それぞれ
のホワイトボードを見ながらの議論が可能です。

費用面ですが、定額制の光ファイバーのインターネット接続環境があれ
ば、月額の使用料は、拠点1カ所につき2,800円で使い放題です。したが
って、当社の場合、東京、大阪2拠点で、月額5,600円を超えることはあ
りません。

初期投資については、だいたい10人程度の範囲が写るカメラとその他
器具、さらに設置費用等を含めて、総額1拠点あたり40~50万円くらい
です。

また、画像の質も、たまに「固まる」感じになることはありますが、会議等
ではそれで十分ですし、音声は非常にクリアです。

出張等の時間とコストを考えると、効率アップにつながると思います。また、
確かに最小限顔を見ながらの話は、安心さ、便利さにつながります。

ブロードバンドの進展により、コミュニケーションのあり方がどんどん変わ
っていくのを肌で感じます。もちろん、Face to Faceが基本ですが、ほんと
うにそれが必要な場合を除き、隔地間コミュニケーションを、自社内、ある
いは取引先との間で工夫し、より効率的な仕事の仕方を追求する必要が
出てきているように思います。

なお、ギンガネットについては、下記サイトをご覧ください。
http://www.ginganet.co.jp/business.html

■ 2. 山崎発、経営を考える

<目標管理は、人事評価の一環か?>


究極の数値化、言語化をしやすくする環境の第一弾として、今回は目標
管理制度の基本について考えてみたいと思います。数値化、言語化を考
える際に、「目標」ということを無視して進むことはできないからです。

目標管理制度は、ご存じのように、ピーター・ドラッカーが「目標による管
理(Management by Objective)]ということを1950年代に唱えたのがきっか
けといわれています。

当時のアメリカでは、いわゆる職務記述書に定型的な業務を記すことに
より、それに従って動いていけば、それなりの仕事ができあがる、という
マニュアル的な仕事への取り組み方が一般的でした。

しかし、もちろんそれでは、構造変革、事業開発といった発想や行動が
生まれるはずがありません。そこで、ドラッカーは、自ら目標を設定し、
それに挑戦してゆく姿勢をもって、個人に自由裁量を、組織にダイナミ
ズムを持たせようとしたのです。

しかし、アメリカに遅れること10年、1990年代に入った頃から、日本では、
この目標管理制度が、人事評価制度とリンクして、年功序列に代わる、
あるいはそれを補うための、給与決定の手段として用いられるようにな
りました。

実は、私は、目標管理を、人事評価の一環としてとらえるところに問題
があるような気がしてなりません。

実際にいくつかの会社を見てきて、その問題は大きく二つ考えられます。

一つは、目標に対する達成度で評価される、ということにより、目標を高
く設定することは大変だ、損だ、という本能的な考え方が生まれるという
点です。本来一人一人の自主性、自立性、ダイナミックスを醸成するは
ずの制度が、より保守的で、現状満足的な発想に陥ってしまう可能性が
きわめて高いのです。

もう一つの理由は、人事評価に適用しようとすればするほど、短期的志
向に走る、という点です。言葉を換えれば、目に見えるもの、評価されや
すいものだけに執着して、目に見えない価値、一定の時間をかけて築か
れる真の強さや力を軽視する傾向が生まれるのです。

目標管理による人事評価システムがうまくいかないので見直して欲しい、
という多くのご依頼をいただくのですが、私は、目標管理を人事評価とリ
ンクさせることをやめましょうよ、とまず申し上げざるを得ないのです。

次回は、このあたりをさらに掘り下げて、それでは、目標を設定するとい
うことはどのような意味があるのか、いかなる理念で取り組む必要があ
るのかを考えてみたいと思います。  

■ 3. 今月の事務

<事務について>


●新入社員入社に伴う事務

4月に入り、新入社員を迎える会社が多くあると思います。
それに伴い次の社内・法定事務が必要になります。

・健康保険、厚生年金の資格取得届提出 期限:入社5日以内
 (未提出の場合お急ぎ下さい)
・労働保険資格取得届提出 期限:入社月の翌月10日まで
・扶養控除等申告書の受理
・賃金台帳の調整

●労働保険の年度更新手続きの開始

4月1日からは労働保険(雇用保険・労災保険)の年度更新の受付が始まります。
最終期限:5月20日

●来春卒業予定者の採用活動

大学・短大などの来春新卒予定者に対する職安での求人票の受付が始まっています。

●固定資産税の納付

固定資産税(都市計画税)の第1期分または全額の納付
納付期限:4月30日(市町村によって一部異なる場合がございます。)

■ 4. おしらせ

<山崎オープンセミナー>


日時:平成16年5月13日(水) 午後1時~5時
場所:神戸商工会議所会館
テーマ:『これだけは知っておきたい!新任経理担当者の必須知識』
主催:神戸商工会議所
詳しくはこちら http://www.kobe-cci.or.jp/ セミナー・講座・講習会 一覧をご覧下さい。

次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の本棚
  • 4. おしらせ

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いーかわらばん
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