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いーかわらばん vol.124

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2004/03/31
  • vol.124

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

アフィリエイト・プログラム

■ 2. 山崎発、経営を考える

ちょっと休憩、ちょっと復習

■ 3. 悩みの相談室

私は、現在43歳の三代目の後継社長です。

■ 4. おしらせ

ご意見をお寄せ下さい

■ 1. 時の話題

<アフィリエイト・プログラム>

「アフィリエイト・プログラム」あるいは「アフィリエイター」ということばを
お聞きになったことがあるでしょうか。

これは、電子商取引を行っている企業(以下「EC企業」といいます)
に成り代わって、サラリーマンや主婦といった人たちが、自分のホー
ムページで、そのEC企業の商品の広告をするアメリカ発の仕組み
で、そのホームページ運営者を「アフィリエイター」と呼びます。

いわゆる成果報酬型の広告で、商品が売れると、アフィリエイター
は、その販売価格の3~5%を、EC企業から手数料としてもらえる
ようになっています。

もちろん、こういったことが広まってくると、多くのEC企業とアフィリ
エイターを結びつける胴元的なアフィリエイト・プログラムの運営会
社も生まれてくるわけで、三井物産が行っている「リンクシェア」や
楽天とサイバーエージェントが共同運営する「トラフィックゲート」な
どは、結構知られた存在です。
(「リンクシェア」については、http://www.linkshare.ne.jp/、また、
 「トラフィックゲート」はhttp://www.affiliate-net.jp/asp/tg.htmを
 ご参照ください)

EC企業から見れば、消費者の目線に立った販売代理システムで
あり、消費者から見れば、身近な購買情報です。また、アフィリエイ
ターにとっては、おもしろい副収入源となります。そのほか、EC企業
にとっては、非常に測定しにくい「広告の効果」について、かなりはっ
きりとした傾向が見つけることができる、というメリットもあります。

アメリカではEC売上全体の15%がアフィリエイター経由となってお
り、今後日本でも、20%を超えるくらいまでの成長可能性が指摘さ
れています。消費財メーカーにとっては研究に値するシステムです。

■ 2. 山崎発、経営を考える

<ちょっと休憩、ちょっと復習>

vil.120からvol.123にわたって述べてきたことを、ここで一回整理して
おきましょう。

vol.120では、「深く考える」ことのできない理由として、「なんとなく症
候群」と「まあええやん症候群」という二つの病気が巣くっている、と
いうことをお話ししました。

それを防ぐためにはまず、何か行動を起こす際に、どれだけ、前も
って「検証可能な仮説」をたてることができるか、また、行動の後に、
「仮説に結びつく検証」ができるかどうか、がポイントであることを申
し上げました。

「冷夏のせい」であるとか、「とりあえずこれで売上はそこそこ上が
るだろう」というまずい事例は、皆さんの胸にズキンときたようで、い
ろいろなご意見を伺うことができました。

結局、「なんとなく症候群」や「ままええやん症候群」を克服するひ
とつの重要な手段は、究極の数値化、究極の言語化を惜しまない、
ということになるのです。

その応用として、間接部門も外部に晒されないが故に、日々の仕
事を「なんとなく」行わないように、究極の数値化を試みることの重
要性を示しました。

では、こういった仮説検証の考え方や、究極の数値化、究極の言
語化が、より浸透しやすい環境というのは、どういったものなのでし
ょうか。次回はこのようなテーマを考えてみたいと思います。

■ 3. 悩みの相談室

<私は、現在43歳の三代目の後継社長です。>

私は、現在43歳の三代目の後継社長です。

当社の取締役営業部長は、先代社長の時代からのその右腕とし
て、それなり当社を支えてくれた人ですが、すでに63歳を超えまし
た。

過去の功労は、確かに大きかったようですが、なにせ高度成長時
代の申し子のごとく、いけいけどんどん拡大至上主義でやってきた
ために、昨今の成熟時代に対応する当社の戦略や、ITを駆使する
商売についてこれず、若手社員から彼を部長にしておいていいの
か、という声が少なからずあがるようになりました。

本人は、「おれはまだまだ若い、もっとこの会社に恩返しをしなけ
れば・・・」を口癖に頑張っているのですが、取締役会においても、
根本的に考え方が違うため、私や若い役員とは、常に意見が衝突
して、無駄な時間を過ごすこともたびたびです。

彼に完全に引退してもらうべきか、どこかで花道をつくってあげる
べきか、本人がやる気満々であるだけに困ってしまいます。何かい
い方法があればご教示ください。


<この質問について、お会いさせていただいた方から、ご意見を伺
 いたいと思います。もち ろん、メールにてご意見をお送りしていた
 だくことも大歓迎です。詳しくは、お知らせをご覧ください>

■ 4. おしらせ

<ご意見をお寄せ下さい>

☆上記「悩みの相談室」に関するご意見は
  mail@nksy.co.jpまで
 お寄せください。
  なお、いろいろな経営上の「悩み」をお寄せください。ご承諾をいた
  だいた上で、「悩みの相談室」に掲載したいと思います。

次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の事務
  • 4. おしらせ

【web】 https://www.nksy.co.jp
【mail】 mail@nksy.co.jp

☆弊社お客様並びに名刺を頂いた方にもお送りさせて頂いております。
突然の配信をお許しください。
☆展示会等のご案内を掲載させて頂きます、ご一報下さい。
☆メールマガジンの登録・解除は自由です。配信の解除・送信先メールアドレスの変更はお手数ですが、
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