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いーかわらばん vol.460

  • いーかわらばん
  • 株式会社アウトオフィス
  • 2016/04/22
  • vol.460

▼INDEX▼

■ 1. 時の話題

胴元ビジネスの強力な武器・・・「フォーカスト・ポータルサイト」

■ 2. 山崎発、経営を考える

効用的修羅場の買い付け(その125)・・・ズバリ「目標」! 

■ 3. 法の広場

多様な可能性を秘めたドローン~未来への取り組み~

■ 4. おしらせ

株式会社トップ支援より

■ 1. 時の話題

<胴元ビジネスの強力な武器・・・「フォーカスト・ポータルサイト」>


先行き不透明な現在の状況において、メーカー、卸、小売を問わず成長している

会社の共通点は何か?と問われたら、皆様はどのようにお答えになるでしょうか。



答えはさまざまですが、最も重要なものの一つが、「胴元ビジネスの実現」と

言えるでしょう。



「胴元ビジネス」は、私たち株式会社トップ支援が、戦略的ポジショニングを

議論する際に好んで使用している用語で、あえて定義付けると、

「サプライチェーンの中枢に位置し、ハブ機能を駆使したビジネス」

ということになります。



ここで、大事なことがあります。



それは、「サプライチェーン」には、「リアル」と「バーチャル」の二種類が

存在し、その双方において、胴元になる必要があるという点です。



広義のサプライチェーンは、物流、金流、人流などをすべて含んだ概念です。それが

ここ20年でかなりの部分が「リアル」から「バーチャル」に移行してしまったのです。

このことは、書籍の購入ひとつを取ってみても、多くの人が実感できるところでは

ないでしょうか。



とすると、「バーチャル」の側面において、胴元ビジネスを実現する強力なしくみ

(武器)が必要で、それを早く実現した者が有利になります。ちょうど戦国時代に

鉄砲をいち早く活用した織田信長が覇権を握ったのと同じで、その鉄砲に該当する

武器が「ポータルサイト」です。



「ポータル」とは「ポート=港」を語源とした「玄関」とか「入り口」といった

意味です。大規模かつ代表的なポータルサイトは、皆様よくご存じのグーグルや

ヤフーということになります。



しかし、戦略的に胴元ビジネスを実現しようとする場合、そういった大規模サイト

を目指しても意味がありません。焦点を絞り込んだ狭い領域でナンバーワンサイト

を実現し、さらにデファクトスタンダードになればより効果的です。それを

私たち株式会社トップ支援は、

「フォーカスト・ポータルサイト」(FPS)

と名付けています。



スポーツでいえば、ゴルフの「GDO」や、テニスの「テニス365」がそれに該当

しますが、もっともっと狭い範囲でも十分だと思います。今の時代は、リアル

の胴元よりもバーチャルの胴元がより重要なケースが多いので、狭い範囲でよい

から「早く実現した者勝ち」なのです。



皆様もぜひ、「フォーカスト・ポータルサイト」の実現に向けて挑戦してみて

ください。

■ 2. 山崎発、経営を考える

< 効用的修羅場の買い付け(その125)・・・ズバリ「目標」! >


前回は、個人における究極のゴール内容の第一の共通点について考えてみました。



それは、「健康、家族、職場等」の領域を満たすことでしたが、それを満たして

いればそれで「価値ある人生」「生きがいのある人生」を送ることができるか、

というと、そう単純ではないのが人間であり、したがって基本的な必要条件では

あっても、十分条件ではない、ということを申し上げました。



前回ご説明したとおり、過去の人生において幸せと感じたこと、生きがいを感じた

こと、その反対に不幸だと感じたこと、空しさ、悲しさを感じたことなどを

具体的かつランダムに記していただくプロセスで、二番目に必ず登場する共通項目が

あります。



たとえば、幸せ、生きがいを感じた具体的なものとしては、

・大学に入学できたとき

・中学時代にサッカーのクラブで優勝を目指して練習していたとき

・取りたかった資格試験に合格したとき

・売上を達成できたとき 

などがピックアップされてきます。



一方、逆に不幸、空しさ、悲しさを感じたこととしては、

・志望校の不合格通知が来たとき

・決勝戦でライバル校に負けたとき

・欲しかった自転車をなかなか買ってもらえなかったとき

などが挙がってきます。



個別の項目は千差万別であっても、これらに共通したキーワードは、ズバリ「目標」

ということになります。目標が達成された瞬間はもちろんですが、目標に向かって

必死に動いているそのプロセスにも生きがいや価値を感じる、あるいはもっと単純に

嬉しい、楽しい、などと思うのは人間の本性のような気がします。



ここで認識しておくべき重要なことがあります。



それは、確かに目標は重要な要素だとしても、その内容やレベルは人によってみんな

違っていて、そこに個性、ひとりひとりの「らしさ」があるというあたりまえのこと

です。



目標の違いは、内容で言えば、どのような家庭に生まれ、どのような友人や仲間と

過ごし、何が好きで、何が嫌いで、何を生きていく糧として選び、どのようにレベル

アップしてきたか、そういった積み重ねの違いによって生まれてきています。



また、目標のレベルで言えば、過去から現在までの人生において、目標を設定したのか、

しなかったのか、したとすれば設定した目標をいかに達成したり、失敗したりしてきたか、

また、その結果に対してどのように向き合い、学習してきたか、といったことの集積の

違いによって生み出されてきています。



大げさに言えば、その人の抱いてきた目標の内容とレベルには、その人の人生のひとつ

の側面が集約されているのです。



これは、決して他人がとやかく言えるものではありません。



ただ、多くの人の経験を前提にする限り、目標の内容やレベルは違っていても

なんらかの目指すところを心に持って、それに向かって進んでいる過程、あるいは

それが達成されることが「価値ある人生」「生きがいのある人生」につながる

ということがいえるのではないかと思います。



前回の「健康、家族、職場等」を、個人における究極のゴール内容の第一の共通点だ

とすれば、この「目標」は、第二の共通点だと言うことができるでしょう。



しかし、研修で記述していただいている共通項目はこれだけにとどまりません。

もう一つ重要な共通項目があります。それを次回考えてみることにしましょう。

■ 3. 法の広場

<多様な可能性を秘めたドローン~未来への取り組み~>


アマゾンやグーグルなどが商業化を進めるドローン。

いままで活用されていなかった150メートルまでの空域を使用するということで

「空の産業革命」とも言われ、その活用には多くの可能性と期待が込められています。

ドローンについては、過去にいーかわらばん(vol.456)、時の話題でも取り上げました。

国内では悪役のイメージが強いようですが、遅ればせながら日本でも新ビジネスへの

機運が高まっています。



2015年8月、エアロセンス(ソニーモバイルコミュニケーションズと、ロボット技術

を手掛けるZMP社の合弁会社)は自律型のドローンとクラウドシステムを組み合わせ、

モニタリングや測量、データ解析などを行う法人向けサービスを行うと発表しました。

ドローンはいまや、輸送・空撮にとどまらず、さまざまな形で活躍の場を広げています。



そのドローン、英語で雄蜂を意味します。空中に浮かぶ音が、蜂の羽音に似ているとこ

ろからきているようです。



現在、ドイツでは黒海の離島にモノを届ける為に利用し、スイスでは郵便局が山間部の

輸送に活用しています。

また、海外のレストランでは食事を運ぶサービスを始めているところもあります。

それ以外にも、無線LANを使って工事進捗の確認や、他のシステムと連携させれば在庫

管理の自動化などにも活かせるようです。

日本でも農作物の生育状況などを把握するのに利用するなど、研究が進められています。



その一方で、ドローンを使った犯罪やトラブルも増加しているのが現状です。

昨年4月、微量の放射性物質を搭載したドローンが政府官邸に落下した事件は記憶に新

しいことでしょう。この事態を受け、日本でもついに法整備が始まりました。

すでに利用が始まっている工事現場での上空撮影などについて、現行法(電波法等)を

見直す予定のようです。

そして、2015年9月ついに航空法が改正されました。



私見としては、法律が科学技術進歩の足かせにならないことを願うばかりですが、

ただ日本においても、今年は産業用ドローンの展示会や国際コンファレンスが開催され

産業用ドローンが本格的に動き出します。未来への取り組みは今まさに始まったばかり。

いつか日本においても空を見上げればドローンが飛び、地下にはドローンが通っている

そんなSFのような世界が当たり前のようにやってくるのかもしれません。



【規制の内容】

改正航空法(2015年9月改正12月施行)

1. 無人航空機の追加

  従来の航空法では人が乗って操縦する有人航空機だけを想定して規定されていま

したが、新たに無人航空機に関する項目が追加されました(2条22号、9章)

   無人航空機の定義(2条22号、施行規則5条の2)

   重量200g以上の飛行機、回転翼機、滑空機、飛行船で遠隔操作、自動操縦に

より飛行でき人が乗ることができないもの   

  ※ 重量200g未満のドローンは規制対象外です。

2. 飛行禁止空域

  国土交通大臣の許可なく無人航空機を飛行させてはならない飛行禁止空域の規定

  が追加されました(132条)

   A.空港周辺の上空(施行規則236条)

   B.人口集中地区の上空(人口密度1平方kmあたり4000人以上)

   C.150m以上の高さの空域

   ※ これらの区域内であっても屋内は該当しません。   

3. 飛行方法

  飛行空域にかかわらず、無人航空機を飛行させる場合には以下の方法により行わなくて

はなりません。ただし国土交通大臣の承認がある場合には適用されません(132条の2)

  ・ 日の出から日没までの間に飛行させること

  ・ 目視により航空機及び周囲の状況を常時監視して飛行させること

  ・ 人又は物件との間に一定の距離を保って飛行させること

  ・ 祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと

  ・ 爆発物など危険物を搭載しないこと

  ・ 無人航空機から物を投下しないこと

4. 違反した場合の罰則

  50万円以下の罰金が科されます。



※ 規制範囲内で飛行が必要な場合は事前(原則開庁日で10日前)に申請が必要です。

※ 私有地であっても対象になります。



ドローン飛行規制強化法(2016年3月成立)

1. 国会議事堂、首相官邸、皇居、原発等の重要施設の敷地及びその周辺300mの上空を

  飛行禁止空域に指定

2. 飛行禁止空域を飛行させた場合は警察官が退去を命じ、従わない場合又は操縦者が

見つけられない場合は飛行の妨害、破壊ができる

3. 違反した場合の罰則

  1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されます

■ 4. おしらせ

<株式会社トップ支援より>


[研修、プロジェクト等の報告]



◇ 4月4日(月)

  第15期「新規開発プロジェクトK」(クローズ)



◇ 4月20日(水)

   次世代幹部予備校 第6回(オープン)

    人事異動・労働安全衛生・その他の法律・保険 等



◇ 4月21日(木)

   取締役検定知識100講 法務コース第1回(オープン)

   会社の定義・会社法総則・株式会社の設立・組織変更等 等



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次回のテーマは以下の通りです。

  • 1. 時の話題
  • 2. 山崎発、経営を考える
  • 3. 今月の本棚
  • 4. おしらせ

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